欽明天皇

きんめいてんのう

生没年 : 510頃~571

大和時代(在位531~571頃)の第29代天皇。嗣体天皇を父とし、手白香皇后を母とする。531~539年までは異母兄の安閑・宣化朝と対立していたと考えられる。治世中、538年に百済より仏教が渡来する。562年に新羅のために任那日本府が滅亡するなど、外交関係に大きな変動があった時期にあたる。また、蘇我・物部両氏の対立など内政面でも大きな変動が起こった。敏達・用明・崇峻・推古四天皇の父でもある。