犬養孝

いぬかいたかし

生没年 : 1907~1998

昭和・平成初期の国文学者・万葉学者。東京帝大国文科卒。文学と風土の関係を軸に『万葉集』を研究。また朗朗と万葉歌を吟じる独特の犬養節が多くの人々の人気を集めた。数々の万葉旅行を計画し『万葉集』の普及にも力をつくした。1967(昭和42)年大阪文化賞受賞、1987(昭和62)年文化功労者。著書は万葉集に関するものが多く、『明日香風』『万葉の風土』『万葉の旅』などがある。 犬養氏の業績を顕彰する記念館として、「犬養万葉記念館」が2002年4月に明日香村においてオープン。