清和天皇

せいわてんのう

生没年 : 850~880

平安前期(在位858~876)の第56代天皇。文徳天皇の第4皇子で、藤原良房の女明子を母とする。生まれた年に立太子となり、9歳で即位。外祖父良房によって人臣摂政の例が開かれた。これによって、藤原氏の全盛期が始まった。879年に出家したが、翌年没した。遺詔に従い、山陵を起こさず栗田山に火葬した。骨を置いた水尾山は水尾帝とも呼ばれている。母藤原明子が出産の際、帯解寺の地蔵に安産祈願したといわれている。