持統天皇

じとうてんのう

生没年 : 645~702

飛鳥時代(在位690~697)の第41代天皇。女帝。天智天皇を父とする。天武天皇の皇后。斉明3(657)年大海人皇子の妃となり、大海人皇子即位とともに皇后となる。686年の天武天皇死後は自ら政務に努めた。689年、皇太子草壁皇子が没すると、翌年正月自ら即位した。697年、病のため文武天皇に譲位。702年に没。喪葬の儀を倹約するという遺言から、火葬して大内陵に合葬した。火葬が始まったのはこの時からといわれている。在位中、飛鳥浄御原律令の施行、藤原京遷都など、律令国家体制の整備に取り組んだ。