小堀遠州

こぼりえんしゅう

生没年 : 1579~1647

江戸前期の茶人・造園家。最初は父正次と共に豊臣秀吉の弟にあたる豊臣秀長に仕え、後に秀吉、関ヶ原の合戦後には徳川家康に仕えた。1623年、伏見奉行となり、在職24年の間に、禁中・駿府・伏見・大坂城などの造営に携わった。書画・和歌に優れ、吉田織部の門下であった茶道では遠洲流の祖となった。3代将軍徳川家光の茶道師範でもある。建築造園でも有名で、大徳寺孤篷庵・桂御所・浅草篷莱園などで有名。興福院の客殿の庭園は遠州作といわれている。