武烈天皇

ぶれつてんのう

記紀系譜上の5世紀末頃(在位は499~506)の第25代天皇。仁賢天皇を父とし、皇后春日大娘を母とする。仁賢天皇が没すると大臣である平群真鳥(へぐりのとまり)専横し、皇位の簒奪をはかり、その子鮪(しび)もまた太子に無礼をなしたことから、真鳥父子を誅して即位する。「日本書紀」では、武烈は即位以前から異常な行動を取り、その後も暴虐な天皇として記載されている。