綏靖天皇

すいぜいてんのう

父である神武天皇の死後、兄の手研耳(たぎしみみ)命は神八井耳(かんやいみみ)と綏靖天皇を暗殺しようとしたので、綏靖は就寝中の手研耳を射殺した。神八井耳はその武勇に感じて弟の綏靖に皇位につくことをすすめたという。綏靖天皇は葛城高丘(かずらきのたかおか)宮(奈良県御所市)に都し、叔母の五十鈴依(いすずより)媛を皇后とした。在位35年、84才で崩じる。事実については不明。