葛城氏

かつらぎし

古代の中央豪族。武内宿禰の子孫と伝わる。本拠地を大和国葛城とした。大和地方の中でも葛城は最も開発が早かったこともあり、有力豪族となっていった。さらに、大和朝廷の朝鮮半島出兵の功名によって、勢力を増し、その後も5世紀末まで天皇外戚として勢力をふるった。しかし、大伴・物部氏の台頭によってその勢力が弱まり、大臣円の時に眉輪王をかくまって滅亡した。