物部氏

もののべし

古代の中央豪族。物部は氏姓時代(~7世紀)に大伴氏とともに大和朝廷の軍事・刑獄を司った。氏神は石上神宮。5世紀頃から国政に関与し勢力を強めた。大伴氏の失脚後さらに栄えたが、百済聖明王が献上した仏像の礼拝問題といった仏教の受容問題が原因で蘇我氏と争い、587年、守屋の時に蘇我氏によって攻め滅ぼされた。