山背大兄王

やましろのおおえのおう

生没年 : ?~643

飛鳥時代の皇族。聖徳太子を父とする。天皇最有力候補とされていたものの、蘇我蝦夷蘇我入鹿親子により即位を妨げられた。1度目は叔父である蝦夷が推古天皇の遺言により、田村皇子(舒明天皇)を擁立したことによる。2度目は641年舒明天皇没に、古人大兄皇子を擁立する入鹿に斑鳩宮を襲われ、斑鳩寺(法隆寺)において一族共に自害した。 法輪寺(斑鳩町)は、父聖徳太子の病気平癒を願い、山背大兄王が建立したと伝えられる。