山部赤人

やまべのあかひと

生没年 : 不詳

奈良時代の万葉歌人。伝記不詳。聖武天皇の頃、下級官吏として行幸に従い、多くの長歌をつくったという。特に反歌や短歌が素晴らしい。作風は清澄・繊細で自然を歌った叙景歌が特に優れている。文学史上最初の典型的な抒情詩人で、近代短歌にも大きな影響を与えた人物である。