崇峻天皇

すしゅんてんのう

生没年 : ?~592

大和時代(在位587~592)の天皇。舒明天皇を父とし、蘇我稲目の娘小姉君を母とする。用明天皇没後、蘇我と物部の対立が激化し、ついに蘇我の勝利となり、蘇我馬子に擁立されて即位する。日本最初の本館的な寺院、飛鳥寺の造営を進めようとしたが、のちに馬子と対立し東漢直駒に暗殺される。大和国家の王権の不安定さを示す実例である。