朝野魚養

あさののなかい

生没年 : 不詳

八世紀後半の官人・書家。書の達人として知られ、弘法大師の書の師といわれる。大和薬師寺には魚養の筆による額が掛けられている。また同寺蔵の『大般若経』(重要文化財)は魚養によって書写されたものといわれる。十輪院には魚養塚がある。