運慶

うんけい

生没年 : ?~1223頃

鎌倉時代初期の仏像彫刻家。康慶の実子。南都大寺の復興事業に注力し、従来の定型化された彫刻に、写実的要素を加えた数多くの名作を残した。また作風からは天平彫刻の影響が見られる。代表作として、東大寺南大門の『金剛力士像』(快慶との合作)、興福寺北円堂の「弥勒仏坐像」「無著・世親菩薩立像」等が知られている。