生没年 : 676~735
奈良時代の皇族。『日本書紀』編者の最高責任者。天武天皇を父、天智の女新田部皇女を母とする。勅によって太安万侶とともに『日本書紀』の編集にあたり、720年に日本書紀が完成した。藤原不比等の没後は知太政官事として政務に携わり、天平7年に没した。死去に際し、太政大臣が贈られる。松尾寺は、舎人親王が養老2(718)年に『日本書紀』編纂事業の完成と、42歳の厄除けを祈願して建立したと伝えられる。また、東明寺も舎人親王の開基と伝えられる。