淀君

よどぎみ

生没年 : 1567~1615

豊臣秀吉側室。近江国浅井郡小谷の城主浅井長政を父、母は織田信長の妹にあたるお市の方。織田信包によって育てられ、母と共に柴田勝家の下に行ったが、勝家滅亡後、秀吉に養われることになった。秀吉の側室となり、棄丸を生んだことで秀吉の寵愛を一身に受けた。1593年には豊臣秀頼(拾丸)を生んだ。秀吉の死後は大坂城に秀頼を擁し、自らも政務に加わった。徳川氏との対抗の末、大坂落城と共に自害した。法華寺の本堂、鐘楼、南門などは、淀君の発願により建立された。