良弁僧正

ろうべんそうじょう

生没年 : 689~773

奈良時代の華厳宗の僧。はじめ義淵僧正を師とし、法相宗を学んだ。733年金鐘寺(こんしゆじ)に羂索院(現東大寺法華堂)を建て、執金剛神像(現在も法華堂に安置)を安置したことによって、一躍名をはせることになった。740年に講師として新羅僧審祥を招き、華厳宗を伝えた。後、聖武天皇東大寺建立に尽力した。