新田部親王

にいたべしんのう

生没年 : ?~735

天武天皇の皇子。新田部親王は、天武天皇の皇子が次々と死去し、草壁皇子系の子孫が皇位継承する中で、舎人親王と並んで皇族にとって重要な存在となっていった。やがて、孝謙天皇で草壁系が断絶すると、新田部親王の子が舎人親王の子と共に皇位継承に深く関わることになる。平城京の邸宅が唐招提寺となったことは有名。