モデルコース
1泊2日のコース
はじまりは奈良!日本文化に出会う旅【2日目】
かつての都・奈良は、東アジアとの歴史的・文化的つながりが深く、
遣唐使によって大陸の最新の文化が日本に持ち込まれました。
お茶、薬、饅頭、墨。私たちの身近にある物の原点と出会う旅へ。
1日目 【宇陀・大和郡山】
-
10:00佛隆寺
車約20分
-
11:30森野旧薬園
徒歩約5分
-
13:30宇陀市大宇陀歴史文化館 薬の館
車約1時間
- 15:30慈光院
2日目 【奈良町・西大寺】
2日目
1
林神社 りんじんじゃ
漢国神社の境内の一角に立つ小さな社殿
日本に初めて饅頭を伝えた林浄因(りんじょういん)を祀る神社。中国で饅頭は本来“肉まん”でしたが、室町時代に宋からこの地に移り住んだ浄因は、肉食しない禅僧のため、甘く煮詰めた小豆を入れ、好評を博したそうです。饅頭を好んだ後村上天皇から賜った宮女との結婚式では紅白の饅頭が配られ、境内にはその一組を埋めたという饅頭塚があります。
詳細はこちらDATA
- 奈良市漢国町6
- 0742-22-0612
- 6:00~18:00
- なし
- 無料
- 普通車6台(無料)
- 最寄り駅からの交通
JR 奈良駅から 徒歩15分
近鉄 奈良駅から 徒歩5分
行事 饅頭祭: 4月19日 11:00~
漢国神社の境内の一角に立つ小さな社殿
歴史の豆知識
毎年、林浄因の命日である4月19日に「饅頭まつり」が行われる。全国の菓子製造業者が集まり、菓子業界の繁栄を祈願して饅頭を奉納。当日は饅頭のふるまいも。
徒歩約10分
2
古梅園 こばいえん
にぎり墨体験をすると、職人の作業の様子が見学できる
植物油を燃やして採る煤(すす)で作る「油煙墨」は、1400年に興福寺で初めて作られました。その深みのある黒さと高い質は、従来の松を燃やして作る製墨法を塗り替えます。寺を出て店を構えた墨工たちは技を磨き「奈良墨」の評判を高めていきますが、その代表格が1577年創業の古梅園。伝統の製法を守り続ける老舗では、貴重な「にぎり墨」体験もできます。
DATA
- 奈良市椿井町7
- 0742-23-2965
- 9:00~17:00
- 土・日曜、祝日
- なし
- 近鉄奈良駅から徒歩約7分
にぎり墨体験をすると、職人の作業の様子が見学できる
にぎり墨体験はコチラでも
錦光園 きんこうえん 手も汚さずに簡単に自分だけの味わい深い奈良墨を造ることができ、その場で桐箱に入れて持ち帰ることができます(要予約)。奈良市三条町547 0742-22-3319 1000円(税別)
徒歩約10分
3
なら工藝館 ならこうげいかん
空海が技術を持ち帰り、日本で最初に奈良で筆が作られたとされる
奈良はシルクロードの東の終着点として、古来から文化や伝統工芸品発祥の地として栄えた場所。こちらでは、奈良墨や奈良筆をはじめ、漆器や一刀彫、赤膚焼(あかはだやき)、奈良晒(ならさらし)、鹿角細工まで、奈良の誇る伝統工芸品を一堂に展示しています。販売や工芸教室の開催に加え、技術を次代へ伝えるため、後継者の育成・支援にも力を入れています。
詳細はこちらDATA
- 奈良市阿字万字町1-1
- 0742-27-0033
- 10:00~18:00
※入館は17:30まで - 月曜日(祝日の場合は翌日)
祝日の翌日(土・日を除く)
年末年始(12月26日~翌年1月5日)
展示替期 - 無料
- 駐車場有り 4台(うち1台は身障者等用)
- 最寄り駅からの交通
JR 奈良駅から 徒歩18分
近鉄 奈良駅から 徒歩10分
1階事務室にて車椅子の貸出しをしています。
優先駐車場をご用意いたしております。
館内にはエレベーター、多目的トイレがあります。
空海が技術を持ち帰り、日本で最初に奈良で筆が作られたとされる
電車+徒歩約45分
4
平城宮跡 へいじょうきゅうせき
様々な用途の木簡が並ぶ
旅の最後は、墨で書かれた1300年前の文字を目にすることができる場所へ。朱雀門、第一次大極殿、東院庭園が復原された広大な一帯からは、これまでに約7万点にも及ぶ木簡が出土しました。平城宮跡資料館ではさまざまな種類の木簡の複製を展示。なかには実物もあり、見ごたえ十分。先人の仕事や暮らしぶり、思いまでをも色あせることなく今に伝えます。
詳細はこちらDATA
- 奈良市佐紀町
- 最寄り駅からの交通
【大極殿・資料館方面】
・近鉄大和西大寺駅から 徒歩約15分
・JR奈良駅西口から又は近鉄大和西大寺駅から奈良交通バス「佐紀町大極殿」又は「二条町」下車すぐ
【朱雀門ひろば】
・近鉄大和西大寺駅から 徒歩約20分
・近鉄大和西大寺駅南口からぐるっとバス大宮通りルート「朱雀門ひろば」下車すぐ
・JR奈良駅西口又は近鉄奈良駅から奈良交通バス「朱雀門ひろば前」下車すぐ
・近鉄奈良駅からぐるっとバス大宮通りルート(運賃100、平日30分間隔・土日祝日15分間隔で運行)「朱雀門ひろば前」下車すぐ
ぐるっとバス(運賃100円)
詳しくは http://www.nara-access-navi.com/route/
春・秋の観光シーズンの休日を中心に周辺の道路の渋滞や駐車場の満車などが発生するため、公共交通機関での来訪がおすすめです。
世界遺産 古都奈良の文化財
東大寺・興福寺・春日大社・春日山原始林・元興寺・平城宮跡・薬師寺・唐招提寺の8遺産群が指定。(1998年登録)
様々な用途の木簡が並ぶ
歴史の豆知識
役人の仕事机をはじめ、硯や水差しなどの文房具が出土。当時、紙は貴重だったため木の札(木簡)に文字が書かれており、書いた文字を訂正するときは表面を小刀で削って、文字を書いたのだそう。
立ち寄りスポット
もとは興福寺の別院として創始。本尊は阿弥陀如来像
称名寺(奈良市) しょうみょうじ
わび茶の開祖 珠光ゆかりの寺(茶)
村田珠光(「しゅこう」または「じゅこう」)は、室町時代に奈良町で生まれ、称名寺で仏道を学んだ後、京で禅の修業をしながら茶禅一味の境地に至ります。書院茶の華美に対し、質実にして敬と礼を重んじる作法を提唱し、わび茶の基礎を確立。それが後に、千利休によって大成されます。境内には、再建された珠光の茶室「獨盧庵(どくろあん)」があります。毎年、珠光の命日である5月15日には「珠光忌」が行われ、当日のみ拝観可能。
歴史の豆知識
村田珠光が好んだと伝わる「珠光青磁」。内面と外面に櫛目文様があり、淡黄褐色や灰緑色をした青磁のこと。高級な青磁ではなく、当時の中国の雑器を好んで使用した珠光。その中に、侘びの美を見出したのかもしれない。
- 奈良市菖蒲池町7
- 0742-23-4438
- 本堂・茶室は5/15のみ拝観可(10:00~15:00)
※それ以外は拝観できません。
境内はいつでも見学可(9:00~16:00 /無休) - 本堂・茶室(※5/15のみ)10:00~15:00
料金(個人)本堂・茶室
大人:1000円
大学:1000円
高校:1000円
中学:1000円
小学:1000円 - なし
- 近鉄奈良駅から徒歩約10分
御料理 吉座傳右衛門 おりょうり きちざでんえもん
町家造りの和食店で味わえるのは、旬の食材を使って丁寧に仕上げる京風仕立ての料理。お昼は、八寸やお造り、焼き物、和え物などに、かまど炊きのご飯、止め椀、甘味などが付く、満足度の高い百草膳1890円を。予約がベター。
※仕入れ及び季節によって料理の内容が変わります
- 奈良市太子守町5-1
- 0742-24-4700
- "11:30~15:00(ラストオーダー 14:00)
17:30~22:00(ラストオーダー 21:00)" - 月曜昼・第2月曜・年末年始
- 普通車3台(無料)要予約
- 近鉄奈良駅下車徒歩約6分
千代の舎 竹村 ちよのや たけむら
元禄12年(1699)創業の老舗和菓子店。林浄因が日本で初めて作った饅頭にちなんで作られた「奈良饅頭」は、おみやげにぴったりと評判。林の焼印が入った方が黒餡、鹿の焼印が白餡入り。1箱6個入り1160円~。
- 奈良市東向南町22
- 0742-22-2325
- 10:00~17:30
- 水曜(祝日の場合は営業)
- なし
- 近鉄奈良駅から徒歩約3分
田村青芳園 たむらせいほうえんちゃほ
登録有形文化財に指定される築160年の町家で営む茶舗。昭和33年製の焙じ機で毎日焙じる香ばしいほうじ茶(100g400円)が人気。奈良名物の茶粥が自宅でも楽しめる奈良町茶粥セット500円。店主デザインのパッケージも素敵。
- 奈良市勝南院町18
- 0742-22-2833
- 10:00~17:00
- 水曜
- なし
- 近鉄奈良駅から徒歩約10分
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