モデルコース
1泊2日のコース
世界遺産登録20周年 吉野・大峯 山岳霊場の旅【1日目】
2024年には、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録20周年に。
世に名高い桜の名所、吉野は、時の天下人・豊臣秀吉をはじめ、歌人の西行や松尾芭蕉、江戸時代の国学者・本居宣長など、時代を超えて多くの人々を魅了してきました。
歴史人も愛した、神秘の山岳霊場の旅へ。
1日目
1
金峯山寺 きんぷせんじ
蔵王権現三体像。向かって右尊千手観音菩薩、中尊釈迦如来、左尊弥勒菩薩の権現(写真/金峯山寺)
修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が開いた金峯山修験本宗の総本山。大峯山山上ヶ岳で役行者が、本尊の蔵王権現を感得され、山桜の木に刻んで祭祀したのが寺の始まりとされています。以来、桜をご神木とし、修験者や信者らによって吉野山に植えられてきました。本堂・蔵王堂には、高さ約7mの本尊で秘仏の蔵王権現三体が安置されています。
詳細はこちらDATA
- 吉野郡吉野町吉野山2498
- 0746-32-8371
- 08:30~16:00
- 蔵王堂拝観料
大人 800円、中高生 600円、小学生 400円
(団体 30名以上 1割引)
障碍者 半額
秘仏御本尊特別ご開帳時
大人 1600円、中高生 1200円、小学生 800円
(団体 30名以上、100円引き)
障碍者 半額
- 無料
- 最寄り駅からの交通
近鉄 吉野駅下車 ロープウェイ山上駅より 徒歩10分
※ロープウエイは運行状況はご確認ください。
代行バスの運行状況については
吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。
※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。
蔵王堂 拝観時間
8時30分~16時00分
〈連絡先〉
金峯山寺 寺務所
電 話 0746-32-8371
FAX 0746-32-4563
メール kinpusenji@kinpusen.or.jp
*お電話にてのご連絡は午前9時~午後4時までにお願いします。
*FAX・メールは24時間受付。
蔵王権現三体像。向かって右尊千手観音菩薩、中尊釈迦如来、左尊弥勒菩薩の権現(写真/金峯山寺)
おすすめのイベント・体験
【うまし奈良めぐり】金峯山寺 世界遺産で修験僧侶(山伏)に導かれ山伏体験
2025年 2月22日(土) 3月1日(土)
詳しくは
こちら
行事
金峯山寺愛染堂大祭
11月27日(13:00~14:00)
詳しくは
こちら
歴史の豆知識
役行者は、634年大和国葛城上郡茅原(現・御所市茅原)生まれの呪術者。本名は役小角(えんのおづぬ)。修験道の開祖であり、『続日本紀』に数々の伝承が残る。脇待として前鬼、後鬼の2匹の鬼を従えている。
車約1分(徒歩約8分)
2
吉水神社 よしみずじんじゃ
後醍醐天皇玉座。後年秀吉が修理した
もとは修験宗の格式高い僧坊「吉水院」でしたが、明治時代の神仏分離令で神社に。吉野山の上千本、中千本の桜が望める「一目千本」の絶景が楽しめ、文禄3年(1594)には、豊臣秀吉が総勢5000人を引き連れて開いた花見の本陣だったと伝わります。また後醍醐天皇の行宮であり、源義経が身を隠したことでも知られます。2004年世界遺産に登録。
詳細はこちらDATA
- 吉野郡吉野町吉野山579
- 07463-2-3024
- 09:00~16:30
- 無し
- ●書院拝観料
大人・大学生…600円
高校生・中学生…400円
小学生…300円
団体割引(20名以上)
1割引き - 無料
- 最寄り駅からの交通
近鉄 吉野駅よりロープウェイ山上(吉野山駅)から 徒歩約15分
※2018年春季もロープウエイは運休いたします。
代行バス及び最新の交通情報は、吉野町ホームページをご覧ください。
後醍醐天皇玉座。後年秀吉が修理した
歴史の豆知識
花見のため、前田利家や伊達政宗、徳川家康ら家臣を連れて吉野入りした豊臣秀吉。入山後3日間雨が降り続いたことに腹を立て、吉野山に火をつけて下山すると言い出した。あわてた吉野全山の僧侶たちが晴天祈願をしたところ晴れ上がり、5日間にわたる盛大な大花見の会が行われた。
コラム:吉野山の桜
桜の名所・吉野は、桜のふるさとでもあります。全国的に多い桜の品種はソメイヨシノですが、吉野山の多くはシロヤマザクラなどの山桜で、現在約3万本が群生しています。ソメイヨシノは花が咲いた後に葉が開きますが、山桜は葉が出てから花が咲くので、葉と花が同時に開いている状態が満開です。さらに1本1本花の色の濃淡が違うので、遠くから見ると美しいグラデーションを形成します。この山桜が咲き誇る眺めこそ、日本人が昔から愛でてきた桜景色です。車約3分(徒歩約10分)
3
櫻本坊 さくらもとぼう
「天武天皇の夢見の桜」と伝わる、しだれ桜(写真/櫻本坊)
皇位継承のもつれで吉野へ逃れてきた大海人皇子は、冬だというのに雪の中1本の桜が満開に咲く夢を観ました。翌朝、夢判断を命じたところ「皇位につけるよい知らせ」とのこと。翌年壬申の乱に勝利し天武天皇に。喜ばれた天皇が、桜の下に寺を建立したと伝わります。境内には伝承の桜の古木「天武天皇の夢見の桜」が今も残ります。
詳細はこちらDATA
- 吉野郡吉野町吉野山1269
- 0746-32-5011
- 08:30~16:00
- 不定休
- 大人 500円(小学生以下無料)
但し、特別ご開帳中は1,000円 - 有り
- ・近鉄吉野駅からロープウェイ「吉野山」乗換、
吉野大峯ケーブルバス「竹林院前」下車すぐ(バス本数少ない)
※2018年春期もロープウエイは運休します。
代行バスの運行状況については
吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。
※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。
・近鉄吉野神宮駅(吉野駅のひとつ手前の駅)からタクシー約15分
「天武天皇の夢見の桜」と伝わる、しだれ桜(写真/櫻本坊)
車約5分(徒歩約20分)
4
如意輪寺 にょいりんじ
軍記物語『太平記』にある父・正成との「桜井の別れ」の一場面
吉野山の中千本にある後醍醐天皇の勅願寺院。楠木正成の長男の正行(まさつら)が四條畷の戦に際し、最後の戦いとの覚悟のうえ刻んだ辞世の歌が、本堂・如意輪堂の扉に残されています。また宝物殿には、後醍醐天皇の念持仏といわれる木造の蔵王権現像を安置。躍動的なお姿に、截金(きりかね)や彩色が施され、国の重要文化財に指定されています。
詳細はこちらDATA
- 吉野郡吉野町吉野山1024
- 0746-32-3008
- 09:00 ~ 16:00
※桜時期8:30~17:00 - 個人
大人・大学生……500円
高校生・中学生…200円
小学生……………100円
団体(20名以上)
大人・大学生……450円
高校生・中学生…180円
小学生…………… 90円
団体(50名以上)
大人・大学生……400円
高校生・中学生…160円
小学生…………… 80円
団体(100名以上)
大人・大学生……350円
高校生・中学生…140円
小学生…………… 70円
- 駐車場有り(春の繁忙期のみ有料:バス 3,000円、乗用車 1,000円)
他交通環境対策 協力金別途必要 - 最寄り駅からの交通
近鉄 吉野駅 ロープウェイ山上駅下車
吉野大峯ケーブルバス「如意輪寺前」下車 徒歩約15分
※2018年春期もロープウエイは運休します。
代行バスの運行状況については
吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。
※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。
徒歩すぐ
5
後醍醐天皇陵 ごだいごてんのうりょう
すぐ横には後醍醐天皇の孫、世泰親王墓の陵墓もある
幽閉されていた京都花山院から吉野に逃れ、吉野行宮を設けた後醍醐天皇。如意輪寺の裏山、塔の尾に埋葬されたことから「塔尾陵」とも称されています。天皇が病床で詠んだ歌「身はたとへ南山の苔に埋むるとも魂魄(こんぱく)は常に北闕(ほっけつ)の天を望まん」に込められた京都への思いを表すため、天皇家の陵墓としては唯一北を向いており、「北面の御陵」としても知られています。
DATA
- 吉野郡吉野町吉野山
- なし
- 近鉄吉野駅から徒歩約35分(タクシー利用約10分)
すぐ横には後醍醐天皇の孫、世泰親王墓の陵墓もある
車約12分(徒歩約50分)
6
吉野水分神社 よしのみくまりじんじゃ
豊臣秀頼の再建した本殿は国の重要文化財
「水を配る」天乃水分神(あまのみくまりのかみ)を祀る、大和の国の四大水分の一つ。平安時代の頃から「御子守(みこもり)」「子守宮(こもりみや)」と呼ばれ、子授け、安産の神様として信仰を集めてきました。本居宣長の父親も、ここで祈願したことから宣長を授かったといい、宣長自身「水分神社の申し子」として、3度訪れています。
詳細はこちらDATA
- 吉野郡吉野町吉野山1612
- 8:00~16:00(4月のみ8:00~17:00)
- 無休
- 無料
- 無料(2~3台)
- 最寄り駅からの交通
近鉄 吉野駅 ロープウェイ吉野山駅下車 徒歩1時間半
豊臣秀頼の再建した本殿は国の重要文化財
車約5分(徒歩約24分)
7
金峯神社 きんぷじんじゃ
藤原道長も祈願したという歴史ある古社(写真/吉野山観光協会)
平安時代、このあたりには金鉱脈があると信じられ、神社から大峯山一帯を「金峯(きんぷ)」と称していました。神社には、金鉱の守護神・金山彦命(かなやまひこのみこと)を祀っています。境内から坂道を下ると、「義経隠れ塔」が。文治元年(1185)、源義経と弁慶らが追っ手から逃れるために隠れた場所とされ、ここから奥州へ逃げたと伝わります。
詳細はこちらDATA
- 吉野郡吉野町吉野山1651
- 無休
- 無料
- 無し
- 最寄り駅からの交通
近鉄 吉野駅
ロープウェイ「吉野山駅」下車、徒歩約2時間
藤原道長も祈願したという歴史ある古社(写真/吉野山観光協会)
立ち寄りスポット
西行庵 さいぎょうあん
『新古今和歌集』の代表的な歌人の1人である西行。「春といへば誰も吉野の花をおもふ 心にふかきゆゑやあるらん」(春といえばまず吉野の桜を思うはず。その気持ちに深い理由などあるだろうか)と詠うほど、吉野を愛し、吉野の桜に魅了されていました。そして、俗世間を避けて3年間、この地に幽居したといわれています。また、「とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすまでもなきすみかかな」と詠んだ「苔清水」が近くにあり、西行を慕って松尾芭蕉もここを訪れました。
詳細はこちら- 吉野郡 吉野町吉野山
- 無し
- 最寄り駅からの交通
近鉄 吉野駅 ロープウェイ「吉野山駅」下車
奥千本口行バスで終点まで 徒歩25分
※2018年春季もロープウエイは運休いたします。
代行バス及び最新の交通情報は、吉野町ホームページをご覧ください。
やっこ やっこ
大正元年創業の柿の葉寿司専門店。柿の葉寿司は、古くから吉野地方で伝えられる郷土料理。良質な鯖を塩で締め、粘り気のある無農薬の米を使用し、一つひとつ手作り。きつねうどんが付く寿司セット1300円。季節限定メニューも。
詳細はこちら- 吉野郡吉野町吉野山543
- 0746-32-3117
- 9:00~17:00
- 水曜(4月・11月除く)
- 普通車2台(無料)
- 近鉄吉野駅からロープウェイ山上駅下車 徒歩約10分
葛の元祖 八十吉 くずのがんそ やそきち
嘉永4年(1851)創業の吉野葛の店。人気の吉野天人(抹茶付)1000円は、注文を受けてから作る純度100%の吉野本葛の葛きりに、作りたての葛生菓子がセット。口当たりの良い葛きりは、黒糖から炊くコクのある黒蜜につけて。
- 吉野郡吉野町吉野山
- 0746-32-8739
- 10:00~17:00
- 水曜
- あり
- 近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、
徒歩約20分
※2018年春期もロープウエイは運休します。
代行バスの運行状況については吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。
※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。
横矢芳泉堂 よこやほうせんどう
先代から受け継ぐ技法で吉野葛の干菓子を製造販売。桜などの木型で型をとった葛菓子はどれも可愛く、色もさまざま。木型は30種類以上あり、昭和初期のものも活躍。夢見の桜550円~。ショウガや抹茶などの葛湯1個120円。
- 吉野郡吉野町吉野山2396
- 0746-32-3108
- 8:00~19:00(冬期は~18:00)
- 不定休
- あり
- 近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、
徒歩約20分
※2018年春期もロープウエイは運休します。
代行バスの運行状況については
吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。
※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。
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