モデルコース

吉野路エリア

1泊2日のコース
世界遺産登録20周年 吉野・大峯 山岳霊場の旅【1日目】

役行者(えんのぎょうじゃ)が開基した修験道(しゅげんどう)の聖地、吉野・大峯。
2024年には、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録20周年に。
世に名高い桜の名所、吉野は、時の天下人・豊臣秀吉をはじめ、歌人の西行や松尾芭蕉、江戸時代の国学者・本居宣長など、時代を超えて多くの人々を魅了してきました。
歴史人も愛した、神秘の山岳霊場の旅へ。

1日目 【吉野】

  1. 10:00金峯山寺

    車約1分(徒歩約8分)

  2. 11:00吉水神社

    車約3分(徒歩約10分)

  3. 13:00櫻本坊

    車約5分(徒歩約20分)

  4. 14:00如意輪寺

    徒歩すぐ

  5. 14:40後醍醐天皇陵

    車約12分(徒歩約50分)

  6. 15:20吉野水分神社

    車約5分(徒歩約24分)

  7. 16:00金峯神社
1日目 【吉野 】のコース詳細

2日目 【天川・十津川】

  1. 6:45天河大辯財天社

    車約1時間

  2. 9:00龍泉寺

    車ですぐ(徒歩約4分)

  3. 10:00面不動鍾乳洞

    車約14分

  4. 13:00みたらい渓谷

    車約14分

  5. 14:20栃尾観音堂
2日目 【天川・十津川 】はこちら

1日目

1

古来より続く修験道の根本道場

金峯山寺 きんぷせんじ

蔵王権現三体像。向かって右尊千手観音菩薩、中尊釈迦如来、左尊弥勒菩薩の権現(写真/金峯山寺)

修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が開いた金峯山修験本宗の総本山。大峯山山上ヶ岳で役行者が、本尊の蔵王権現を感得され、山桜の木に刻んで祭祀したのが寺の始まりとされています。以来、桜をご神木とし、修験者や信者らによって吉野山に植えられてきました。本堂・蔵王堂には、高さ約7mの本尊で秘仏の蔵王権現三体が安置されています。

詳細はこちら

DATA

  • 吉野郡吉野町吉野山2498
  • 0746-32-8371
  • 08:30~16:00
  • 蔵王堂拝観料
    大人  800円、中高生 600円、小学生 400円
       (団体  30名以上 1割引)
    障碍者  半額

    秘仏御本尊特別ご開帳時
    大人  1600円、中高生 1200円、小学生 800円
      (団体 30名以上、100円引き)
    障碍者  半額
     
  • 無料
  • 最寄り駅からの交通
       近鉄 吉野駅下車 ロープウェイ山上駅より 徒歩10分

    ※ロープウエイは運行状況はご確認ください。
        代行バスの運行状況については
        吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。

    ※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。

蔵王堂 拝観時間
8時30分~16時00分

〈連絡先〉 
 金峯山寺 寺務所  
  電 話 0746-32-8371  
  FAX 0746-32-4563  
  メール kinpusenji@kinpusen.or.jp 
   *お電話にてのご連絡は午前9時~午後4時までにお願いします。 
   *FAX・メールは24時間受付。

蔵王権現三体像。向かって右尊千手観音菩薩、中尊釈迦如来、左尊弥勒菩薩の権現(写真/金峯山寺)

おすすめのイベント・体験

【うまし奈良めぐり】金峯山寺 世界遺産で修験僧侶(山伏)に導かれ山伏体験

【うまし奈良めぐり】金峯山寺 世界遺産で修験僧侶(山伏)に導かれ山伏体験
2025年 2月22日(土) 3月1日(土)

詳しくは
こちら

行事

金峯山寺愛染堂大祭
11月27日(13:00~14:00)

詳しくは
こちら

  • 蔵王堂は高さ34m、四方36m。木造建築として東大寺大仏殿に次ぐ大きさを誇る

    蔵王堂は高さ34m、四方36m。木造建築として東大寺大仏殿に次ぐ大きさを誇る

歴史の豆知識

役行者は、634年大和国葛城上郡茅原(現・御所市茅原)生まれの呪術者。本名は役小角(えんのおづぬ)。修験道の開祖であり、『続日本紀』に数々の伝承が残る。脇待として前鬼、後鬼の2匹の鬼を従えている。

車約1分(徒歩約8分)

2

秀吉が花見をした南朝の元宮

吉水神社 よしみずじんじゃ

後醍醐天皇玉座。後年秀吉が修理した

もとは修験宗の格式高い僧坊「吉水院」でしたが、明治時代の神仏分離令で神社に。吉野山の上千本、中千本の桜が望める「一目千本」の絶景が楽しめ、文禄3年(1594)には、豊臣秀吉が総勢5000人を引き連れて開いた花見の本陣だったと伝わります。また後醍醐天皇の行宮であり、源義経が身を隠したことでも知られます。2004年世界遺産に登録。

詳細はこちら

DATA

  • 吉野郡吉野町吉野山579
  • 07463-2-3024
  • 09:00~16:30
  • 無し
  • ●書院拝観料
    大人・大学生…600円
    高校生・中学生…400円
    小学生…300円

    団体割引(20名以上)
    1割引き
  • 無料
  • 最寄り駅からの交通
      近鉄 吉野駅よりロープウェイ山上(吉野山駅)から 徒歩約15分
    ※2018年春季もロープウエイは運休いたします。
    代行バス及び最新の交通情報は、吉野町ホームページをご覧ください。
     

後醍醐天皇玉座。後年秀吉が修理した

  • 鎌倉時代に建てられた書院は初期の書院造の傑作

    鎌倉時代に建てられた書院は初期の書院造の傑作

  • 秀吉の花見の様子を描いた「吉野花見図」(複製)

    秀吉の花見の様子を描いた「吉野花見図」(複製)

  • 源義経の色々威腹巻(いろいろおどしはらまき)

    源義経の色々威腹巻(いろいろおどしはらまき)

歴史の豆知識

花見のため、前田利家や伊達政宗、徳川家康ら家臣を連れて吉野入りした豊臣秀吉。入山後3日間雨が降り続いたことに腹を立て、吉野山に火をつけて下山すると言い出した。あわてた吉野全山の僧侶たちが晴天祈願をしたところ晴れ上がり、5日間にわたる盛大な大花見の会が行われた。

 

 

コラム:吉野山の桜

桜の名所・吉野は、桜のふるさとでもあります。全国的に多い桜の品種はソメイヨシノですが、吉野山の多くはシロヤマザクラなどの山桜で、現在約3万本が群生しています。ソメイヨシノは花が咲いた後に葉が開きますが、山桜は葉が出てから花が咲くので、葉と花が同時に開いている状態が満開です。さらに1本1本花の色の濃淡が違うので、遠くから見ると美しいグラデーションを形成します。この山桜が咲き誇る眺めこそ、日本人が昔から愛でてきた桜景色です。

車約3分(徒歩約10分)

3

良い知らせを告げる夢見の桜

櫻本坊 さくらもとぼう

「天武天皇の夢見の桜」と伝わる、しだれ桜(写真/櫻本坊)

皇位継承のもつれで吉野へ逃れてきた大海人皇子は、冬だというのに雪の中1本の桜が満開に咲く夢を観ました。翌朝、夢判断を命じたところ「皇位につけるよい知らせ」とのこと。翌年壬申の乱に勝利し天武天皇に。喜ばれた天皇が、桜の下に寺を建立したと伝わります。境内には伝承の桜の古木「天武天皇の夢見の桜」が今も残ります。

詳細はこちら

DATA

  • 吉野郡吉野町吉野山1269
  • 0746-32-5011
  • 08:30~16:00
  • 不定休
  • 大人 500円(小学生以下無料)
    但し、特別ご開帳中は1,000円
  • 有り
  • ・近鉄吉野駅からロープウェイ「吉野山」乗換、
     吉野大峯ケーブルバス「竹林院前」下車すぐ(バス本数少ない)

    ※2018年春期もロープウエイは運休します。
        代行バスの運行状況については
        吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。

    ※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。

    ・近鉄吉野神宮駅(吉野駅のひとつ手前の駅)からタクシー約15分

「天武天皇の夢見の桜」と伝わる、しだれ桜(写真/櫻本坊)

行事

天武天皇御神像 特別ご開帳
11月9日~11月17日(8:30 ~ 16:00)

詳しくは
こちら

  • 本尊の役行者神変大菩薩

    本尊の役行者神変大菩薩

  • 珍しいピンク色の仁王像が山門を守る

    珍しいピンク色の仁王像が山門を守る

車約5分(徒歩約20分)

4

南朝の哀史を伝える勅願寺院

如意輪寺 にょいりんじ

軍記物語『太平記』にある父・正成との「桜井の別れ」の一場面

吉野山の中千本にある後醍醐天皇の勅願寺院。楠木正成の長男の正行(まさつら)が四條畷の戦に際し、最後の戦いとの覚悟のうえ刻んだ辞世の歌が、本堂・如意輪堂の扉に残されています。また宝物殿には、後醍醐天皇の念持仏といわれる木造の蔵王権現像を安置。躍動的なお姿に、截金(きりかね)や彩色が施され、国の重要文化財に指定されています。

詳細はこちら

DATA

  • 吉野郡吉野町吉野山1024
  • 0746-32-3008
  • 09:00 ~ 16:00
    ※桜時期8:30~17:00
  • 個人
    大人・大学生……500円
    高校生・中学生…200円
    小学生……………100円

    団体(20名以上)
    大人・大学生……450円
    高校生・中学生…180円
    小学生……………  90円

    団体(50名以上)
    大人・大学生……400円
    高校生・中学生…160円
    小学生……………  80円

    団体(100名以上)
    大人・大学生……350円
    高校生・中学生…140円
    小学生……………  70円
     
  • 駐車場有り(春の繁忙期のみ有料:バス 3,000円、乗用車 1,000円)
    他交通環境対策 協力金別途必要
  • 最寄り駅からの交通
      近鉄 吉野駅 ロープウェイ山上駅下車
      吉野大峯ケーブルバス「如意輪寺前」下車 徒歩約15分

    ※2018年春期もロープウエイは運休します。
        代行バスの運行状況については
        吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。

    ※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。

軍記物語『太平記』にある父・正成との「桜井の別れ」の一場面

行事

難切不動尊大祭
11月28日

詳しくは
こちら

  • 金剛蔵王権現立像(写真/如意輪寺)

    金剛蔵王権現立像(写真/如意輪寺)

  • 正行が辞世の歌を刻んだ本堂

    正行が辞世の歌を刻んだ本堂

徒歩すぐ

5

南朝初代天皇が眠る北向きの陵墓

後醍醐天皇陵 ごだいごてんのうりょう

すぐ横には後醍醐天皇の孫、世泰親王墓の陵墓もある

幽閉されていた京都花山院から吉野に逃れ、吉野行宮を設けた後醍醐天皇。如意輪寺の裏山、塔の尾に埋葬されたことから「塔尾陵」とも称されています。天皇が病床で詠んだ歌「身はたとへ南山の苔に埋むるとも魂魄(こんぱく)は常に北闕(ほっけつ)の天を望まん」に込められた京都への思いを表すため、天皇家の陵墓としては唯一北を向いており、「北面の御陵」としても知られています。

DATA

  • 吉野郡吉野町吉野山
  • なし
  • 近鉄吉野駅から徒歩約35分(タクシー利用約10分)

すぐ横には後醍醐天皇の孫、世泰親王墓の陵墓もある

車約12分(徒歩約50分)

6

宣長が信心した子授けの神

吉野水分神社 よしのみくまりじんじゃ

豊臣秀頼の再建した本殿は国の重要文化財

「水を配る」天乃水分神(あまのみくまりのかみ)を祀る、大和の国の四大水分の一つ。平安時代の頃から「御子守(みこもり)」「子守宮(こもりみや)」と呼ばれ、子授け、安産の神様として信仰を集めてきました。本居宣長の父親も、ここで祈願したことから宣長を授かったといい、宣長自身「水分神社の申し子」として、3度訪れています。

詳細はこちら

DATA

  • 吉野郡吉野町吉野山1612
  • 8:00~16:00(4月のみ8:00~17:00)
  • 無休
  • 無料
  • 無料(2~3台)
  • 最寄り駅からの交通
      近鉄 吉野駅 ロープウェイ吉野山駅下車 徒歩1時間半

豊臣秀頼の再建した本殿は国の重要文化財

車約5分(徒歩約24分)

7

金鉱の神を祀る修験道の行場

金峯神社 きんぷじんじゃ

藤原道長も祈願したという歴史ある古社(写真/吉野山観光協会)

平安時代、このあたりには金鉱脈があると信じられ、神社から大峯山一帯を「金峯(きんぷ)」と称していました。神社には、金鉱の守護神・金山彦命(かなやまひこのみこと)を祀っています。境内から坂道を下ると、「義経隠れ塔」が。文治元年(1185)、源義経と弁慶らが追っ手から逃れるために隠れた場所とされ、ここから奥州へ逃げたと伝わります。

詳細はこちら

DATA

  • 吉野郡吉野町吉野山1651
  • 無休
  • 無料
  • 無し
  • 最寄り駅からの交通
      近鉄 吉野駅
         ロープウェイ「吉野山駅」下車、徒歩約2時間

藤原道長も祈願したという歴史ある古社(写真/吉野山観光協会)

  • 義経隠れ塔。屋根を蹴破って外へ出たという(写真/吉野山観光協会)

    義経隠れ塔。屋根を蹴破って外へ出たという(写真/吉野山観光協会)

立ち寄りスポット

西行庵 さいぎょうあん

『新古今和歌集』の代表的な歌人の1人である西行。「春といへば誰も吉野の花をおもふ 心にふかきゆゑやあるらん」(春といえばまず吉野の桜を思うはず。その気持ちに深い理由などあるだろうか)と詠うほど、吉野を愛し、吉野の桜に魅了されていました。そして、俗世間を避けて3年間、この地に幽居したといわれています。また、「とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすまでもなきすみかかな」と詠んだ「苔清水」が近くにあり、西行を慕って松尾芭蕉もここを訪れました。

詳細はこちら
  • 吉野郡 吉野町吉野山
  • 無し
  • 最寄り駅からの交通
      近鉄 吉野駅 ロープウェイ「吉野山駅」下車
         奥千本口行バスで終点まで 徒歩25分
    ※2018年春季もロープウエイは運休いたします。
    代行バス及び最新の交通情報は、吉野町ホームページをご覧ください。

やっこ やっこ

大正元年創業の柿の葉寿司専門店。柿の葉寿司は、古くから吉野地方で伝えられる郷土料理。良質な鯖を塩で締め、粘り気のある無農薬の米を使用し、一つひとつ手作り。きつねうどんが付く寿司セット1300円。季節限定メニューも。

詳細はこちら
  • 吉野郡吉野町吉野山543
  • 0746-32-3117
  • 9:00~17:00
  • 水曜(4月・11月除く)
  • 普通車2台(無料)
  • 近鉄吉野駅からロープウェイ山上駅下車 徒歩約10分

葛の元祖 八十吉 くずのがんそ やそきち

嘉永4年(1851)創業の吉野葛の店。人気の吉野天人(抹茶付)1000円は、注文を受けてから作る純度100%の吉野本葛の葛きりに、作りたての葛生菓子がセット。口当たりの良い葛きりは、黒糖から炊くコクのある黒蜜につけて。

  • 吉野郡吉野町吉野山
  • 0746-32-8739
  • 10:00~17:00
  • 水曜
  • あり
  • 近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、
    徒歩約20分

    ※2018年春期もロープウエイは運休します。
        代行バスの運行状況については吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。

    ※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。

横矢芳泉堂 よこやほうせんどう

先代から受け継ぐ技法で吉野葛の干菓子を製造販売。桜などの木型で型をとった葛菓子はどれも可愛く、色もさまざま。木型は30種類以上あり、昭和初期のものも活躍。夢見の桜550円~。ショウガや抹茶などの葛湯1個120円。

  • 吉野郡吉野町吉野山2396
  • 0746-32-3108
  • 8:00~19:00(冬期は~18:00)
  • 不定休
  • あり
  • 近鉄吉野駅からロープウェイ吉野山駅下車、
    徒歩約20分

    ※2018年春期もロープウエイは運休します。
        代行バスの運行状況については
        吉野大峯ケーブル自動車株式会社をご覧ください。


    ※最新の交通情報は吉野町ホームページをご確認ください。
     
奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット(当サイト)では一部の地図表示に「国土地理院地図」を使用しています。
地図内の情報や、マーカー表示場所については正しく表示されない場合がありますのでご注意ください。
また、それらによって生じた損害について一般財団法人 奈良県ビジターズビューローは、一切の責任を負いかねます。