- 開催日時
- 2023年10月28日(土)~2024年2月12日(月) 9:00 ~ 16:30(入館は16:00まで)
- 催事場
- 平城宮跡資料館 企画展示室
西大寺は平城宮の西方に位置する称徳天皇発願の大寺院で、創建から今日に至るまで、1250年以上もの長きにわたり法灯が守り伝えられてきました。しかし、創建時の壮大な伽藍の痕跡が、現在の住宅地の地下に広く眠っていることは、意外と知られていません。また、西大寺の東には尼寺である西隆寺が、同じく称徳天皇によって造営されましたが、現在、その姿を見ることはできません。
8世紀後半、称徳天皇という一人の女帝が発願した西大寺と西隆寺。往時の寺観の一端に再び私たちが触れることができたのは、開発事業にともなう数々の発掘調査によってでした。本特別展では、奈良文化財研究所による長年の発掘調査の成果を中心として、創建時の西大寺と西隆寺の姿に迫ります。
西の大寺(おおでら)「西大寺」と、対をなした寺「西隆寺」。本特別展が、今やひとびとの記憶から薄れつつある創建時の二つの寺に思いを馳せ、その歴史に触れる機会となることを願っております。
<公式サイトより>