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貞享本當麻曼荼羅修理完成記念 特別展 中将姫と當麻曼荼羅 ―祈りが紡ぐ物語― (奈良国立博物館)
奈良・當麻寺の本尊である綴織當麻曼荼羅(国宝、當麻寺蔵)は、およそ1250年前に現れた奇跡の曼荼羅として尊ばれてきました。そして、極楽浄土の様子を表す曼荼羅の成立に、極楽往生を望んだ奈良時代の貴族の娘である中将姫が関わったという伝承は、鎌倉時代から現在にいたるまで、広く知られています。
當麻曼荼羅と中将姫への長い信仰の歴史のなかで、およそ4メートル四方の巨大な織物である綴織當麻曼荼羅の絵画による写しが多数描かれてきました。中世以降、縮小版が多数作られた一方、同じ大きさの写しも製作されています。そのような中で、最も詳細に綴織當麻曼荼羅の図様を伝え、鮮やかな色彩で描かれた名品が、江戸時代の延宝7年(1679)に描かれ、貞享3年(1686)に霊元天皇の宸筆を得て完成した、貞享本當麻曼荼羅(重要文化財、當麻寺蔵)です。
本展では、修理を終えた貞享本の美しい姿をご覧いただき、修理過程で確認された資料を紹介しながら、貞享本製作プロジェクトの全貌をお示しします。そして貞享本の製作を當麻曼荼羅信仰史のひとつの画期と捉え、周辺の當麻曼荼羅信仰や、連動する中将姫信仰の動向についても、くわしくご紹介します。日本一の霊像として信仰され続けてきた當麻曼荼羅と、女人往生の主人公として長く愛されてきた中将姫が人々に尊ばれ、そして人々を救ってきた歴史に触れていただければ幸いです。
<奈良国立博物館公式サイトより引用>
展示件数:77件(うち国宝5件、重文13件)
開催情報
開催名 | 貞享本當麻曼荼羅修理完成記念 特別展 中将姫と當麻曼荼羅 ―祈りが紡ぐ物語― https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/special_exhibition/202207_chujo/ |
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中将姫と當麻曼荼羅 チラシ |
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開催期間 |
2022年7月16日(土) ~ 2022年8月28日(日) 9:30~18:00(土曜日は19:00まで) ※入館は閉館の30分前まで この行事・イベントは終了しました。
このページは過去に開催された行事情報を表示しています。
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開催場所 | 奈良国立博物館 西新館 |
お問合わせ先 | 050-5542-8600
(ハローダイヤル)
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料金・チケット 一般券 1,600円(1,400円) 高大生券 1,000円(800円) 小中生券 500円(300円) ※()内は前売り料金。 ※前売券の販売は2022年5月23日(月)~7月15日(金)です。 ※販売場所:当館観覧券売場(休館日は販売いたしません)、近鉄主要駅、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス、セブンチケットなど ※未就学児および障害者手帳またはミライロID(スマートフォン向け障害者手帳アプリ)をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。 ※本展の観覧券で、同時期開催の「わくわくびじゅつギャラリー」(東新館)、「名品展」(なら仏像館・青銅器館)、もご覧になれます。 ※奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員(学生)の方は400円、同(教職員)の方は1,500円で当日券をお求めいただけます。観覧券売場にて学生証または職員証をご提示ください。 企画チケット ①アクリルキーホルダー付きチケット 曼荼羅に登場する化生童子の、ちょっと“シュールな”イラストがキーホルダーに! 料金:1,800円(税込) 販売プレイガイド:ローソンチケット 販売期間:2022年5月23日(月)~7月15日(金) ※数量限定での販売となります。 ※本展観覧券とアクリルキーホルダー引換券の2枚発券。 ※会場価格660円(税込)。ただし、本チケットが完売の場合、会場での販売はありません。 違う絵柄(蓮池に浸かっている化生童子)のキーホルダーも会期中会場にて価格600円(税込)で販売予定。 ②研究員レクチャー付き!夜間特別鑑賞チケット 料金:2,500円(税込) 販売プレイガイド:イープラス 販売期間:2022年5月23日(月)~7月15日(金) 限定枚数:各90枚(先着順) 特典① 当館の研究員によるレクチャーをご聴講いただけます。 特典② 閉館後の展示室を貸し切り、2時間ゆったりご観覧いただけます。 実施日程:①2022年7月22日(金)午後5時~8時 担当=北澤 菜月(奈良国立博物館学芸部主任研究員) ②2022年7月23日(土)午後6時~9時 担当=岩井 共二(奈良国立博物館学芸部美術室長) ※上限に達し次第、販売終了します。 ※東新館にて開催する「わくわくびじゅつギャラリー はっけん!ほとけさまのかたち」もご観覧いただけます。ただし、「名品展」(なら仏像館・青銅器館)はご覧いただけません。 ※当日やむをえず参加できなかった場合は、会期中に1回のみ本展をご観覧いただけます。 公開講座 ①令和4年(2022)8月6日(土)「貞享本當麻曼荼羅とその周辺」 講師:北澤 菜月 氏(奈良国立博物館学芸部主任研究員) ②令和4年(2022)8月20日(土)「中将姫説話の展開」 講師:日沖 敦子 氏(文教大学文学部日本語日本文学科准教授) ・時間:午後1時30分~3時(午後1時開場) ・会場:奈良国立博物館 講堂 ・定員:各90名(事前申込制)※抽選による座席指定制となります。 ・聴講無料(展覧会観覧券等の提示は不要です) ・応募期間:5月23日(月)~6月30日(木)必着 ・申込方法 ①インターネットから応募する場合 応募フォームはこちら ②はがきまたはファクスから応募する場合 はがきかファクスに、代表者の郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号と同伴者(1名まで)の氏名、年齢、参加希望日を明記して、 下記へご応募ください。 はがき:〒539-0041(住所不要)読売新聞大阪本社文化事業部「中将姫展」公開講座係 ファクス:06-6366-2370 ※はがきでの応募の際、消せるボールペンは使用しないでください。 ※お預かりした個人情報は、本公開講座の連絡のみに使用します。 当選者には7月14日(木)までに参加証をお送りします。当日必ずご持参ください。 本参加証で展覧会場に入場することはできません。 【募集に関するお問い合わせ】 読売新聞大阪本社文化事業部 電話:06-6366-1848(平日午前10時~午後5時) ※当日やむをえず参加できなかった場合は、会期中に1回のみ本展をご観覧いただけます。 関連イベント 蓮糸織り体験ワークショップ 中将姫の物語に登場する綴織當麻曼荼羅は、蓮から作った糸を織って作られたと伝わります。このワークショップでは、蓮糸織りについてのご紹介をしたあと、唐招提寺様よりご提供いただいた本物の蓮から糸を繰り出す作業を実際に体験していただき、蓮糸を織り込んだコースターを制作してお持ち帰りいただきます。 日時:令和4年(2022)7月31日(日) 第1回:午前10時30分~12時、第2回:午後2時~3時30分 ※各回10名 (事前申込制、申込多数の場合は抽選) 参加費:無料(ただし、本展の観覧券やプレミアムカード等の提示が必要です) 対象:小学校高学年以上 会場:奈良国立博物館 地下回廊 講師:大和 恵子氏(一般社団法人豊前小倉織研究会)、大橋 有佳氏(元興寺文化財研究所) 協力:唐招提寺、科学研究費助成事業基盤研究(C)「藕糸織の基礎的研究-非破壊調査による藕糸織の再検討を中心に」(研究代表者=富岡優子) ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、内容を変更する場合がございます。 |
開催施設の基本情報
施設名 | 博物館・資料館奈良国立博物館 |
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所在地 | 〒630-8213 奈良市登大路町50番地 |
URL | https://www.narahaku.go.jp/ |
営業時間 | 9時30分~17時 (入館は閉館の30分前まで) <開館時間の延長> ・毎週土曜は、名品展・特別陳列・特集展示のみ20時まで開館(年末年始除く) ・東大寺 万灯供養会・春日大社 中元万燈籠(8月15日)、春日若宮おん祭お渡り式(12月17日)、春日大社 節分万燈籠(節分の日)は19時まで開館(各行事日が土曜となる場合は20時まで開館) ・なら燈花会の期間(8月中旬)は18時まで開館(土曜は20時まで開館) ・なら瑠璃絵の期間(2月中旬)は19時まで開館(土曜は20時まで開館) ・東大寺 二月堂修二会(お水取り)の期間(3月1日~14日)は18時まで開館(土曜は20時まで、3月12日は19時まで開館) ※その他、臨時に開館時間を変更することがあります。 ※最新情報はウェブサイトをご確認ください。 |
休日 | 毎週月曜日(休日の場合はその翌日。連休の場合は終了後の翌日。) 12月28日~1月1日 ※その他、臨時に休館日を変更することがあります。 |
料金 | ◆特別展は別料金です。特別展の詳細は⇒奈良国立博物館-特別展・特別陳列のページをご覧ください。 ◆名品展 一般…700円 大学生…350円
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交通アクセス | 最寄り駅からの交通 近鉄 奈良駅より 徒歩約15分 または、JR奈良駅・近鉄奈良駅から 奈良交通「市内循環」バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」下車すぐ |
駐車場 | 無し |
詳細 | ◆建物について なら仏像館(本館)は、明治27年(1894)に完成した奈良で最初の本格的西洋建築。設計は、当時宮内省内匠寮技師であった片山東熊(かたやまとうくま・1854-1917)によるもので、フレンチルネサンス高揚期の様式をとっています。玄関まわりの装飾は意匠的にすぐれ、明治中期の西洋建築として代表的なものです。昭和44年(1969)に「旧帝国奈良博物館本館」として重要文化財に指定されました。 なら仏像館では、飛鳥時代から鎌倉時代にいたるまでのすぐれた仏像を数多く展示しています。また中国・朝鮮半島の仏像も展示しています。国内の博物館では、もっとも充実した仏像の展示となっています。 |
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