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斑鳩ではばたく!イカルコキー

取材先 「まほろばステーション ikarucoki(イカルコキー)」

カワイイ目線で集めたご当地グッズ

 世界遺産・法隆寺の東大門そば。歴史ある斑鳩町の古民家にこの冬、地元産品のセレクトショップやカフェなどが集まった複合店舗「まほろばステーション ikarucoki(イカルコキー)」がオープンした。
 土産物店が立ち並ぶ賑やかな南大門前とは違い、金堂や五重塔と夢殿をつなぐこちらの通りはとても静か。店も住宅街に溶け込むようにして、上品に佇んでいる。
 建物は築約80年の塩・醤油屋。黒光りする梁や当時の看板などがそのまま生かされた風情ある店内は、長持や箪笥などを再利用した展示用テーブルや飾り棚がセッティングされていて、懐かしいのに新しい。

 入ってすぐはセレクトショップ。大和茶を使った「五重塔バウム(1,000円)」や「香りのおだんご(700円)」といった法隆寺界隈の隠れた銘菓から吉野杉を使った雑貨、靴下の全国生産の約4割を占める広陵町産のデザイナーズ靴下など、ひと味違う品揃えだ。
 なかでも一番のおすすめは染色に広く使われる型紙・伊勢型紙を使い、染め物の伝統技法「注染(ちゅうせん)」で染めた手ぬぐい(900円~)なのだとか。色も柄も豊富で、どれもポップ&キュート。さらに季節に応じてバリエーションを増やしていく予定だという。
 ひところ「風呂敷の活用テク」が話題になったが、こちらでは「手ぬぐいの活用テク」もさまざまに提案中。意外な使い方を知れば、デザインを見る目が変わってくるかも。

木工作家が提案するくつろぎカフェ

 お隣は「cafe こもど」。自慢は町内を流れる竜田川の紅葉がその名の由来とされる竜田揚げランチで、こちらでは斑鳩町・ふ政商店の大和ふ、国産鶏、ソイミートを使った3種類の竜田揚げが味わえる。その他、店主の気まぐれでメインが変わる創作こもどランチもあり(ランチは各1,350円)。デザートメニューにも地元へのこだわりがいっぱい。ネットでも話題の「たっくんのバームクーヘン」や隣町の王寺町にある一福道のきなこ団子などがドリンクセット(500円)で楽しめる。コーヒーもオリジナルブレンドだ。

 店内のあちこちにはアンティーク風の木工雑貨がズラリ。というのも、ご主人は奈良県御所市に工房を持つクリエイター。古民家の風合いと現代モダンを融合させたオシャレだけれど落ち着く店作りは、そんなご主人の感性あってこそのものだろう。「こもど(comodo)」は“心地よい”という意味のイタリア語。この心地よさはクセになる。

 さて、カフェの奥は中庭に。ここには大小5つのレンタルブースが並び、将来自分の店を持ちたいと考える作家らが期間限定ショップ「チャレンジショップ」を展開する。
 チャレンジショップは日単位から契約することが可能。運営についてはイカルコキー全体の営業日・営業時間内で自由に設定できる。
 そもそも「イカルコキー」とは斑鳩町の名の由来とされる鳥・イカルの鳴き声を、それに似た言葉に置き換えた“聞きなし”。人々が集まる交流の巣となり、集ったクリエイターたちの巣立ちの助けになりたい――。そんな思いが込められた店名だという。

 ここからどんな作品やショップが羽ばたくのか。法隆寺参拝の折には、ぜひ一度訪ねたい。

文:宮家美樹
本文中の情報は平成28年3月31日時点のものです

まほろばステーション ikarucoki(イカルコキー) 店舗情報

奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺2-1-25
TEL 0745-44-9380
営業時間 10:00?17:00
休業日 木曜日(祝日の場合は営業)
(ページ内表示価格 税別) 詳細はこちら

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