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奈良エリア 奈良市


元興寺(華厳宗・塔跡) がんごうじ(けごんしゅう・とうあと)


奈良時代(8世紀)、飛鳥の法興寺が平城京遷都にともない移され、元興寺となった。かつて広大な寺域を誇った元興寺は、中世の火災や一揆を経て、現在は真言律宗・元興寺(極楽坊)、華厳宗・元興寺(元興寺塔跡)、真言律宗・小塔院(小塔院跡)の3つの寺に分かれ、それぞれが史跡にも指定されている。
華厳宗元興寺は五重大塔と観音堂の法灯を継ぐ寺で、五重大塔は奈良町を代表する名所だったが江戸時代末期の大火により焼亡、本堂のみが昭和初期に再建された。6世紀頃の都「飛鳥京」からの礎石がこの地に運ばれ境内に配置されている。史跡である五重大塔の十七個の礎石(8世紀)がすべて正方形に配置されたまま残っているのは日本でも珍しい例。本堂には多くの仏像が配置され、本尊弥勒仏は四天王や金剛力士像に囲まれ守られている。中世・江戸時代に厄除信仰の対象となった「八雷神面」は、非常に珍しい造形の神面であり、この面の護符や御朱印も授与されている。境内は緑や自然が多く残り、野鳥も訪れる憩いの場所となっている。

見どころ

国指定史跡 元興寺塔跡
八雷神面
飛鳥よりもたらされた礎石
本堂の希少な数々の仏像