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秋期特別展 古代技術の精華-飛鳥池工房- (奈良文化財研究所 飛鳥資料館)
本令和7年は、奈良文化財研究所飛鳥資料館開館50周年にあたります。今年3月には、奈良文化財研究所が所蔵している「奈良県飛鳥池遺跡出土品」の重要文化財指定が決まり、50周年をより意義深いものとすることができました。
奈良文化財研究所は長年にわたり飛鳥地域での発掘調査にとりくんできました。そのなかでも、飛鳥池遺跡の調査では古代の巨大工房の実態を解明し、特筆すべき成果を得ました。飛鳥池遺跡の中心である工房では、7世紀後半を中心として金・銀・銅・鉄・ガラス・漆を用いたさまざまな品物が生産されていました。発掘調査では膨大な量の金属製品・土器・瓦などの工房と関連する遺物や廃棄物がみつかり、木簡も多数出土しました。そして、ここでは宮殿などを飾った調度品や、実用の道具、祭祀具などの品々が製作されたほか、和同開珎をさかのぼる最古の鋳造貨幣である富本銭の生産もおこなわれていたことが明らかとなりました。飛鳥時代の国家形成を支えた巨大な総合工房として、飛鳥池遺跡はいまや名実ともに飛鳥を語る上で欠かすことのできない重要遺跡の一つであると言えます。
このたび、飛鳥池遺跡から出土した膨大な遺物のうち、工房に関わるものを中心として主要な出土品643点が重要文化財に指定されました。本展覧会では、重要文化財指定品を多数展示してご紹介し、飛鳥池遺跡の工房の全貌と古代の技術に迫ります。
本展覧会がみなさまと飛鳥池遺跡出土品の出会いの場となり、これからの飛鳥資料館の活動へとつながるきっかけになれば幸いです。
<公式チラシより>
開催情報
開催名 | 秋期特別展 古代技術の精華-飛鳥池工房- https://www.nabunken.go.jp/asuka/kikaku/post-46.html |
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古代技術の精華-飛鳥池工房- チラシ |
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開催期間 |
2025年11月5日(水) ~ 2025年12月14日(日) 09:00~16:30 ※入館は16:00まで (月曜日休館) |
開催場所 | 飛鳥資料館 特別展示室 |
お問合わせ先 | 0744-54-3561
(奈良文化財研究所 飛鳥資料館)
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料金 | 個人料金 一般 350円、大学生 200円 |
見どころ
開催施設の基本情報
施設名 | 博物館・資料館奈良文化財研究所 飛鳥資料館 |
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所在地 | 〒634-0102 高市郡明日香村奥山601 |
URL | http://www.nabunken.go.jp/asuka/ |
営業時間 | 09:00~16:30 (入館 16:00まで) |
休日 | 毎週月曜日(祝日と重なれば翌平日) ※12月26日~1月3日 |
料金 | 一般…350円 大学生…200円 70歳以上…無料 高校生および18歳未満…無料 ※70歳以上の方は、年齢のわかるもののご提示が必要です。 ※障がい者の方とその介護者各1名は無料。手帳のご提示が必要です。 ※団体割引はありません。 ※庭園のみの見学は無料です |
交通アクセス | 公共機関: ■近鉄 橿原神宮前駅・飛鳥駅から 「明日香周遊バス(赤かめ)」で「明日香奥山・飛鳥資料館西」下車徒歩3分。 ■JR・近鉄桜井駅から 奈良交通(37系統:石舞台行)バスで「飛鳥資料館」下車。 ※バスの時刻表は奈良交通ホームページにてご確認ください。 お車: 南阪奈自動車道 葛城ICから 約30分 西名阪自動車道 天理ICから 約40分 京名和自動車道 郡山ICから 約35分 |
駐車場 | 無料11台(大型車は有料) |
詳細 |
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