モデルコース
1泊2日のコース
はじまりは奈良!日本文化に出会う旅【1日目】
かつての都・奈良は、東アジアとの歴史的・文化的つながりが深く、
遣唐使によって大陸の最新の文化が日本に持ち込まれました。
お茶、薬、饅頭、墨。私たちの身近にある物の原点と出会う旅へ。
1日目 【宇陀・大和郡山】
-
10:00佛隆寺
車約20分
-
11:30森野旧薬園
徒歩約5分
-
13:30宇陀市大宇陀歴史文化館 薬の館
車約1時間
- 15:30慈光院
2日目 【奈良町・西大寺】
1日目
1
佛隆寺 ぶつりゅうじ
門前に咲く、樹齢900年以上と伝わる県下最大・最古の千年桜(写真/飛鳥園)
空海の高弟・堅恵(けんね)が創建したと伝わる古刹。空海とともに唐から持ち帰った茶の種を、裏山に蒔いて栽培したという話が残り、大和茶発祥の地と伝わります。種子と共に徳宗(とくそう)皇帝から賜ったという茶臼は寺宝として現存。毎年8月には「大和茶供養」が営まれます。平安時代の宝形造りの石室は堅恵の墓とされ、国の重要文化財に指定されています。
詳細はこちらDATA
- 宇陀市榛原赤埴1684
- 0745-82-2457
- 09:00~16:30
- あり(無料)
- 最寄り駅からの交通
近鉄 榛原駅より
奈良交通 曽爾、神末、上内牧行きバス「高井」下車 徒歩30分
門前に咲く、樹齢900年以上と伝わる県下最大・最古の千年桜(写真/飛鳥園)
歴史の豆知識
江戸時代、宇陀松山城3代藩主・織田長頼が茶会を開く際、佛隆寺の茶臼を借りて返さずにいた。すると茶臼の側面に彫られている麒麟が、夜ごと城中で暴れまわり、腹を立てた長頼は臼を庭石に投げつけてしまったという。その時破損した部分は金で補修され、以来「金の茶臼」と呼ばれている。
車約20分
2
森野旧薬園 もりのきゅうやくえん
園内には11代藤助が薬草の研究のために建てた「桃岳庵」も残る
森野吉野葛本舗の裏山にある、日本最古の民間薬草園。徳川8代将軍吉宗から下賜された薬草を、森野家11代当主藤助が自家薬園に植えたのが始まりです。開園当時の趣を残す園内には、可憐な花を付けるカタクリや天然記念物のハナノキ、『日本書紀』にもその名が見える薬用植物など約250種類の薬草木が栽培され、四季折々に目を楽しませてくれます。
DATA
- 宇陀市大宇陀 上新1880
- 0745-83-0002
- 9:00~17:00
- 不定休
- 入園300円
- なし
- 近鉄榛原駅から大宇陀行きバス約18分、終点下車、徒歩約4分
園内には11代藤助が薬草の研究のために建てた「桃岳庵」も残る
四季の薬草
シラン(白及)効能:喀血、吐血 見頃:5月
ナツズイセン(夏水仙)効能:腫れ物 見頃:8月
ゲンノショウコ(老鶴草)効能:下痢止、整腸 見頃:9月
フクジュソウ(福寿草)効能:利尿、強心 見頃:2~3月
徒歩約5分
3
宇陀市大宇陀歴史文化館 薬の館 うだしおおうだれきしぶんかかん「くすりのやかた」
宇陀に関する薬業の資料や、実際に使用されていた昔の看板などを展示
最盛期には、50軒もの薬問屋が軒を連ねていた松山地区にあり、江戸末期建造と伝わる旧細川家住宅を利用した薬の資料館。当時の薬についての資料や看板をはじめ、当家が生家である藤沢薬品工業(現アステラス製薬)の創業者、藤沢友吉に関する資料などが展示されています。表に掲げられた見事な銅板葺唐破風(どうばんぶきからはふう)付き看板に、往時の栄華がうかがえます。
詳細はこちらDATA
- 宇陀市大宇陀上2003
- 0745-83-3988
- 営業時間 :10:00 ~ 16:00
- 休 日 :月・火曜日
12月15日~1月15日
月・火いずれかが祝日の場合は、水曜日休館 - 個人
大人…310円
中学生・小学生…150円
団体割引(15人以上)
大人…200円
中学生・小学生…100円 - 最寄り駅からの交通
近鉄 榛原駅
大宇陀行バス大宇陀高校前下車歩10分
駐車場 :10台
宇陀に関する薬業の資料や、実際に使用されていた昔の看板などを展示
歴史の豆知識
薬の町・宇陀の歴史は古く、『日本書紀』には推古19年に莵田野(うたの/現・宇陀市)で薬狩りが行われたとある。薬狩りは若い鹿の角をとる猟のことで、強壮剤として用いられた。天武・持統天皇の時代にもこの地で薬狩りが行われ、万葉歌人の柿本人麻呂が随行し、歌を残している。
車約1時間
4
慈光院 じこういん
国の重要文化財に指定される茶室「高林庵」
石州流茶道の祖にして、徳川4代将軍家綱の茶湯指南を務めた片桐石見守貞昌(石州)が父の菩提寺として建立。境内全体を一つの茶席として造っており、表の門や建物までの道、座敷、庭園、小間の席に至るまで、茶の湯で人を招く場合に必要な場所ひと揃えが、石州の演出そのままに保たれています。茶室は、現存する中で証明できるものとしては最古のものとされ、書院、手水鉢と共に重要文化財。
詳細はこちらDATA
- 大和郡山市小泉町865
- 0743-53-3004
- 09:00~17:00
※グループの入場は16:00過ぎまで - 拝観料(お抹茶接待を含む)
1,000円(小学生以上)
団体割引(30名以上)
950円
※障がい者割引はございません。 - 乗用車約25台、大型バス約8台(無料)
- 最寄り駅からの交通
JR 大和小泉駅 徒歩15分
近鉄 郡山駅 法隆寺行バス「片桐西小学校」下車すぐ
・拝観所要時間(抹茶接待を含めて)約40分
・茶席で一度に接待できる人数(大人)約35名まで
【バリアフリー情報】
スロープ:無
多目的トイレ:無
車椅子の貸出:無
立ち寄りスポット
銘菓きみごろも本舗 松月堂 めいかきみごろもほんぽ しょうげつどう
宇陀の銘菓「きみごろも」が名物。卵白を泡立て、そこに卵の黄身をつけて焼いていく。ふわふわなのにすぐに溶けず、風味がふんわりと口に広がる。上品な甘さで軽い食感なので、いくつも食べられる。1箱10個入り1200円(税別)。
- 宇陀市大宇陀上1988
- 0745-83-0114
- 8:30~17:30
- 水曜
- なし
- 近鉄榛原駅から大宇陀行きバス約18分、
終点下車、徒歩約4分
久保本家酒造 くぼほんけしゅぞう
『初霞』で知られる、元禄15年(1702)創業の老舗蔵。手間暇かけて醸造する生酛(きもと)造りを軸に、丁寧に醸した酒がずらり。数年間熟成させた古酒が評判で、熱燗で飲むのがおすすめ。純米吟醸「初霞」720ml1700円など。
- 宇陀市大宇陀出新1834
- 0745-83-0036
- 8:00~17:00
- 不定休
- あり
- 近鉄榛原駅から大宇陀行きバス約18分、
終点下車、徒歩約2分
道の駅 宇陀路大宇陀 阿騎野宿 みちのえき うだじおおうだ あきのやど
館内には宇陀牛などが味わえるレストラン、パンフレットや地図が揃う観光案内のスペースがあるほか、和菓子や加工品など地元・宇陀の特産品や、採れたての新鮮野菜を販売。建物横には大宇陀温泉の足湯があり、無料で楽しむことができる。
詳細はこちら- 宇陀市大宇陀拾生714-1
- 0745-83-0051
- 09:00~20:00
(11月~3月は19:00まで) - 12月29日~1月3日
- レンタサイクル 半日 1000円 1日2000円(利用台数10台)
(利用時間 : 9:00~17:00) - 有り(バス 3台、普通車 17台)
- 最寄り駅からの交通
近鉄 榛原駅からバス大宇陀行き
車の場合
名阪国道針インターから国道369号~370号~166号
地図内の情報や、マーカー表示場所については正しく表示されない場合がありますのでご注意ください。
また、それらによって生じた損害について一般財団法人 奈良県ビジターズビューローは、一切の責任を負いかねます。
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