モデルコース
1泊2日のコース
世界遺産登録20周年 吉野・大峯 山岳霊場の旅【2日目】
2024年には、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録20周年に。
世に名高い桜の名所、吉野は、時の天下人・豊臣秀吉をはじめ、歌人の西行や松尾芭蕉、江戸時代の国学者・本居宣長など、時代を超えて多くの人々を魅了してきました。
歴史人も愛した、神秘の山岳霊場の旅へ。
2日目
1
天河大辯財天社 てんかわだいべんざいてんしゃ
空海が密教「阿字観」を達成した場所でもある(写真/EditZ)
日本三大弁財天の一つ。ご祭神は水の女神、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を中央に、右に熊野権現(阿弥陀如来)、左に吉野権現(蔵王権現)を祀り、神仏習合の形を残します。芸能の神様として知られ、毎年、能の奉納が行われています。また世阿弥も用いたとされる能面をはじめ、能に関する貴重な資料も多く残されています。
詳細はこちらDATA
- 吉野郡天川村坪内107
- 0747-63-0558
- 8:00~17:00
- 無料
- 30台
- 最寄り駅からの交通
近鉄 下市口駅より
中庵住行きバス「天河大辨財天社」下車 徒歩すぐ
空海が密教「阿字観」を達成した場所でもある(写真/EditZ)
車約1時間
2
龍泉寺 りゅうせんじ
水行は一般でも体験することができる(写真/EditZ)
古くから大峯山を登拝する修験者たちが必ず立ち寄る根本道場とされてきました。大峯の山々を修行していた役行者が、麓の洞川で湧き出る水を発見し、泉の側に八大龍王を祀ったのに始まったと伝わります。「竜の口」と名付けられた湧き水は、修験者の清めの水として「一の行場」となり、ここで水行をして身を清めた後、山上ケ岳へ向かいます。
詳細はこちらDATA
- 吉野郡天川村洞川494
- 0747-64-0001
- 無料
- あり(無料)
- 最寄り駅からの交通
近鉄 下市口駅から奈良交通バス
洞川温泉行きで1時間18分終点下車 徒歩5分
水行は一般でも体験することができる(写真/EditZ)
車ですぐ(徒歩約4分)
3
面不動鍾乳洞 めんふどうしょうにゅうどう
鍾乳洞の中は神秘的な光景が広がる(写真/洞川財産区)
奈良県の特別天然記念物に指定されている全長280mの鍾乳洞。関西では最大級の規模を誇ります。もともと石灰岩を含む水成岩の地帯で、長い年月を経て浸食、風化し堆積した「カルスト地形」が発達してできたもの。天井からは鍾乳石が、地面からは石筍(せきじゅん)がのび、さまざまなオブジェを形成しています。外気温より、夏は涼しく冬は暖かく感じます。
DATA
- 吉野郡天川村洞川673-89
- 9:00~18:00(季節により変動あり)
※休日
12/31~1/6 臨時休業あり - 入洞料/大人400円、小人200円
※丸太モノレールは、往復 大人500円(のぼり300円、くだり300円)、小人(小学生まで)300円(のぼり200円、くだり200円)、4歳未満は無料 - 7台(無料)
- 南阪奈道路終点(橿原市)から国道169号→国道370号→国道309号→県道21号経由。車で約1時間30分
鍾乳洞の中は神秘的な光景が広がる(写真/洞川財産区)
車約14分
4
みたらい渓谷 みたらいけいこく
渓谷の美しさを楽しむ約7kmの遊歩道もある(写真/天川村)
大峯山から流れる山上川の最下流部にあり、巨岩の間を大小さまざまの滝が流れ落ちる美しい渓谷。水は川底まで透き通り、エメラルドグリーンの淵は神秘的。新緑と紅葉の名所としても知られています。また南朝の皇族方が敵から逃げて避難した場所であり、みそぎをしたことから「御手洗(みたらい)」と呼ばれるようになったともいわれています。
詳細はこちらDATA
- 吉野郡天川村北角
- 0747-63-0999
- 16台(有料)
- 最寄り駅からの交通
近鉄 下市口駅から奈良交通バス
洞川温泉行及び中庵住行バスで約1時間「天川川合」下車 徒歩40分
渓谷の美しさを楽しむ約7kmの遊歩道もある(写真/天川村)
車約14分
5
栃尾観音堂 とちおかんのんどう
住民によって大切に祀られているお堂(写真/天川村)
生涯12万体の仏を刻んだとされる江戸時代の僧・円空が、大峯修行の際に天川村栃尾の集落で彫った仏像4体(聖観音菩薩立像、大弁財天女立像、金剛童子立像、護法神像)を祀っています。その中の護法神像は、円空が多数彫った仏の中でも最初の一体といわれています。近畿から西で円空仏の群像を見ることができるのはここだけです。
DATA
- 吉野郡天川村栃尾
- 9:00~17:00
- 無料
- あり
- 近鉄下市口駅からバスで約1時間11分、「栃尾」下車すぐ
住民によって大切に祀られているお堂(写真/天川村)
歴史の豆知識
円空(1632-95)は、美濃国(現在の岐阜県)に生まれた江戸時代前期の僧。各地の霊山を巡り、民衆を苦しみから救うため、その地の木材で多くの仏像を刻んだ。表情はどれも微笑をたたえ、素朴さと優しさが伝わってくる。
立ち寄りスポット
玉置神社 たまきじんじゃ
大峰山脈の南に位置する玉置山の頂上付近に鎮座する古社。第10代崇神天皇の時代、王城火防鎮護と悪魔退散のために創建されたと伝えられます。境内には、樹齢3000年といわれる神代杉(じんだいすぎ)や夫婦杉など、多くの巨樹がそびえ立ち、荘厳な雰囲気を感じます。
詳細はこちら- 吉野郡十津川村玉置川1
- 08:00~17:00
- 無料
※本殿社務所内「彩色戸襖」拝観料 大人500円 - 無料 80台
- 最寄り駅からの交通
JR五条駅・近鉄大和八木駅から
十津川経由新宮行バス「十津川温泉」下車、
玉置山駐車場までタクシーで約20分、駐車場から 徒歩約15分
清九郎 せいくろう
信州や北海道産の上質なそば粉を使う二八そばが味わえる。そばとつゆには、名水百選にも選ばれる天川村の湧水「ごろごろ水」を使用。おすすめは、名水とうふセット1300円。4月末から11月末には柿の葉寿司が付く。
- 吉野郡天川村洞川525-1
- 0747-64-0970
- 11:30~15:00(売切れ次第終了)
- 水曜 ※1、2月は平日定休
- 2台
- 近鉄下市口駅より洞川温泉行き
バスで約1時間18分、終点下車すぐ
銭谷小角堂 ぜにたにしょうかくどう
日本古来の民間薬として知られる陀羅尼助(だらにすけ)。役行者が大峯山修行中、弟子に製法を伝授し、それが洞川の陀羅尼助の起源と伝わる。効能は食欲不振や胃弱、胸やけなど。陀羅尼助丸500円(税別)~。だらにすけ羊羹500円(税別)など。
- 吉野郡天川村洞川254-1
- 0120-146-046
- 10:00~19:00
- 1月1日~3日
- あり
- 近鉄下市口駅より洞川温泉行きバスで
約1時間18分、終点下車、徒歩約5分
十津川温泉 昴の郷 温泉保養館「星の湯」 とつかわおんせん すばるのさと おんせんほようかん「ほしのゆ」
十津川村まで足をのばして、源泉かけ流し100%の天然温泉はいかが。こちらでは、開放感あふれる露天風呂をはじめ、陶器風呂や檜風呂、寝湯などでリラックスできる。やわらかな湯は、疲労回復や美肌効果があるのだそう。
詳細はこちら- 吉野郡十津川村平谷909-4
- 0746-64-1111
- 12:00~17:00(盆、正月、GWは16:00)
- なし(臨時休業除く)
- 普通車180台(無料)
- JR五条駅からバス約3時間
■料金
2022年4月1日から入浴料金が改定されます。
改定前 大人800円 ⇒ 1,000円
改定前 小人400円 ⇒ 500円
地図内の情報や、マーカー表示場所については正しく表示されない場合がありますのでご注意ください。
また、それらによって生じた損害について一般財団法人 奈良県ビジターズビューローは、一切の責任を負いかねます。
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