もっと奈良を楽しむ
奈良のおいしい柿の葉寿司
~柿の葉寿司店舗一挙ご紹介!~
赤や黄色、秋から冬へとゆっくり錦に染まっていく山々。紅葉の主役といえばモミジにカエデ、イチョウが浮かぶが、柿の葉も実は見事な色づきを見せる。
柿は、その葉に抗酸化作用や殺菌作用のあるタンニン、ビタミンなどを豊富に含んでいて、柿蒂(してい。へたの部分)が漢方薬として用いられるほどの優れもの。そして日本でも、肉厚で大きく、またつるんとした質感に“包む”という新たな利点が見出されていく。
奈良を代表する郷土料理のひとつ「柿の葉寿司」は、奈良の秋の味覚である柿のそうした優れた特性を活かした名物といっていいだろう。
海の恵みを山里の幸に
柿の葉寿司の由来ははっきりとはしないが、柿の産地だった五條や吉野川流域の家々で、少なくとも江戸時代中期ごろから親しまれてきたことが知られている。
海から遠く離れた山里にとって、川をさかのぼって運ばれてくる海産物や塩は大変な貴重品。けれど、届いたサバは保存のための塩がまわりすぎていて、煮ても焼いてもしょっぱくて食べられなかったのだそうだ。
しかし、貴重なタンパク源を無駄にはできない。そこで塩サバを薄く切り、一口大のにぎり飯に添えて食べるようになった。やがて乾燥を防ぐために柿の葉で包み、重石で余分な空気を抜いて3日ほど寝かせて発酵を促すという方法が考え出される。
柿の葉寿司は、こうした山里の知恵から生まれたのだ。
“発酵”と書いたように、当時の柿の葉寿司はごはんが糸をひいた状態で酸味を持つ馴れ(熟れ)ずしだったという。1晩寝かせるだけの現在の押しずしとは違ったわけで、その後約3日間は食べられるほど保存性に優れていたらしい。
かつては夏祭や秋祭に欠かせないハレの日のご馳走だった柿の葉寿司。きっとそれぞれの家庭にそれぞれのレシピが受け継がれていたのだろう。
今日ではそんな特別なレシピが無くとも気軽に食べ比べができるほどに数多くの専門店が出揃う。さらに定番の塩サバやサケだけでなく、旬素材を使ったさまざまなメニューも登場。また、柿紅葉を使った雅な柿の葉寿司も季節限定で発売されるなど、楽しみ方は広がっている。
奈良へ紅葉狩りに出かける折には柿の葉寿司をお供に、ぜひ。
吉野路エリア
柿の葉ずし 醍予
柿の葉すし醍予は創業50余年
古くから吉野山のお食事処として開業し、現在では主に柿の葉寿司の販売をさせていただいており、世界遺産・吉水神社鳥居の横にございます。
ロープーウェイ山上駅より徒歩15分ですので吉野へお越しの際は是非、お立ち寄りくださいませ。
柿の葉寿司 ひょうたろう
柿の葉すし製造販売店です。月曜日は定休日。当店の商品(柿の葉すし)は「2日目がおいしい」とのキャッチフレーズで吉野のお土産物として店頭販売・地方発送をしております。
柿の葉寿司 やっこ
柿の葉寿し 柳豊
洞川温泉郷にある柿の葉寿し店です。お越しの際はぜひお立ち寄りください。4月中頃~11月(9時~18時)まで営業しております。店内にはテーブル席もありますのでゆっくり味わっていただけます。
山の辺・飛鳥・橿原・宇陀エリア
柿の葉すし 山の辺
奈良エリア
東大寺門前 ゐざさ(夢風ひろば店)
東大寺の南大門や大仏殿の大屋根を一望できる店内で、とっておきの時間をお楽しみください。
四季折々のおいしさを、くつろぎながら、ゆっくり時間をかけて味わっていただきたい…。
<ゐざさ>のレストランが、ご用意しているのは、そんな贅沢な時間と空間です。
デザートメニューも充実。ご家族やお友達と、とっておきの味をお楽しみください。
東大寺門前
ゐざさ(夢風ひろば店)
(いざさ ゆめかぜひろばてん)
奈良市春日野町16番地
ショップコーナー/9:30~18:00
レストランコーナー/11:00~18:00
(ラストオーダー17:00)
柿の葉すし本舗 たなか(なら本店)
近鉄奈良駅を出てすぐ。東向き商店街入り口になら本店はあります。
名物柿の葉すしの販売はもちろん、奥にはたなかオリジナルのおすしや和スイーツを味わっていただける「柿の葉茶屋」を併設しています。
また、柿の葉すし以外にも、厳選した奈良各地の銘品を取り揃えております。
奈良にお越しの際はぜひお立ち寄りください。
柿の葉ずし総本家 平宗(奈良店)
奈良を代表する郷土料理《柿の葉ずし》の総本家平宗
文久元年創業の柿の葉ずしの老舗平宗、昭和43年に開店した奈良店は古都の風情を残す奈良町の一角にあり、またすぐそばには猿沢池があります。興福寺の鐘の音を聞きながら、名物の柿の葉ずし、茶がゆ、三輪素麺ほか奈良の郷土料理と旬のお料理を心行くまでお楽しみ下さいませ。
又、食事、お土産以外にも、人気の柿の葉ずしの手作り体験、各種ご会合、ご宴会にもご利用下さい。ご予約承っております。
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