イベント・体験

吉野路エリア 天川村

神社
七夕祭 (天河大辨財天社) たなばたさい

​天河社では、毎年旧暦の七月七日の日に、各々家居のご先祖様始め萬霊の御霊のご供養を神仏一体とした祭事にて執り行われ、お祓いをした七夕供養燈花を境内一円に灯し供養のお祈りを捧げ、翌日護摩供により一切をお焚き上げ申し上げる行事です。
七夕祭とは、中国の星伝説である、牽牛と織女とが銀河をはさんで、この日一年に一回の会合する話と、それにあやかり女性が裁縫の上達を願う乞巧奠(きこうでん)(女子が手芸に巧みになることを祈る祭事)の習俗とが移入され、日本の棚機女(たなばたつめ)の信仰と習合したものであります。
天河神社でも、神代の昔、七夕の夜に弁天さまと川向かいの八坂神社に鎮まります牛頭天王さまが、天川村を流れる天の川(てんのかわ)のムシロ磐(四石の一つ。昔、亥(イノコ)の晩に弁天さまを祀る琵琶山の回りに四つの星(隕石)が降ってきたと伝わる一つの石)において、いろいろな神さま同士のお話をなされたという伝承が残り、地上の天の川(てんのかわ)と天空の(あまのかわ)と平行して流れ、夜空の星は川面に映えて、二つの社に伝わる七夕伝承を一層引き立てております。
又、平安時代の大歌人、在原業平(ありわらのなりひら)は、次の歌を詠まれている。 
    狩り暮らし たなばたつめに 宿からむ
        天の河原に  我は来にけり 
毎年七夕の夜に、天川の里の機織りの上手な女性に合いに来られたという、伝承が残され、業平の墓も天河神社近くに鎮まっています。 
このように、清らかな水が流れる天空に最も近い、神々の集う川という名の由来からもくる天川は、毎年七夕の夜には、幽玄な時が過ごせます。

開催情報

開催名 七夕祭
https://www.tenkawa-jinja.or.jp/post/%E4%B8%83%E5%A4%95%E7%A5%AD%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85
開催期間 2024年8月10日(土) ~ 2024年8月11日(日)

 
開催場所 天河大辨財天社
お問合わせ先 0747-63-0558 (天河大辨財天社)
8月22日(火)
 14:00~ 七夕神事、
 15:00~ 神仏混合萬霊供養祭
 18:30~ 供養燈花献灯

8月23日(水)
 6:50~ 朝拝
 9:00~ 採燈護摩奉修