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奈良エリア 奈良市


大安寺 だいあんじ

  • 提供:奈良市観光協会

聖徳太子によって平群に建立された熊凝精舎が草創。やがて舒明天皇の御願により飛鳥の地で百済大寺、高市大寺、大官大寺と、名と所を変え、国の筆頭寺院として栄える。平城遷都に伴って現在地に移され、国の安泰と人々の安楽を祈る大寺として、大安寺と号した。華麗なる大伽藍には海外からの渡来僧も含め887名もの学侶が住して、さながら仏教大学の観を呈し、日本の祇園精舎と讃えられて、我が国仏教の源流をなすといわれた。中世以降、災禍などで伽藍消失したが、古来の息吹を伝える9体の天平仏像が今に残られ、法灯が護られている。今日は癌封じの寺として、遠近よりの参詣が絶えず、境内も少しずつ整備されてきて、人々の篤い信仰の輪が広がっている。

見どころ

  • 光仁会 がん封じささ酒まつり

    光仁会 がん封じささ酒まつり

    毎年1月23日開催 光仁天皇の御忌法要。天皇が白壁王時代に大安寺にて楽しまれ、健康長寿を保たれたとされるささ酒を祈祷受者に振る舞います。早朝に天皇の御忌法要が厳修され、終日がん封じのご祈祷が続けられます。当日は境内がささ酒の香りと人々の祈りの熱気に溢れます。

  • 竹供養 がん封じ夏祭り

    竹供養 がん封じ夏祭り

    毎年6月23日開催 この日は中国の故事に言う「竹酔日」。竹を植えると良いとされ、古来より人々の生活と文化に多大な恩恵を与えてきた竹に感謝し、供養します。早朝より終日がん封じの祈祷が続けられ、ささ酒が振る舞われます。13時より竹供養の法要が厳修され、虚無僧の献曲、竹林加持が行われます。

  • 天平仏9体 重要文化財

    天平仏9体 重要文化財

    榧の一材から彫り出された重要文化財の天平仏9体。通常拝観:宝物殿に7体。特別拝観:本尊十一面観音は10月~11月。馬頭観音は3月のみ。

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