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特別展 住吉広行-江戸後期やまと絵の開拓者- (公益財団法人 大和文華館)  

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 住吉広行(1755~1811)は、住吉家の五代目当主として活躍した絵師です。住吉家当主は、江戸時代前期に活躍した初代の如慶、二代目の具慶以降はあまり注目されてきませんでしたが、具慶以降も代々幕府の御用を務めており、特に五代目の広行は、将軍家斉のもとで老中首座・将軍補佐を務めた松平定信に重用され、様々な重要な文化事業に携わりました。寛政度の内裏造営では、最も格の高い紫宸殿の「賢聖障子」の制作を、急逝した狩野家のトップの狩野典信に代わって広行が行い、名実ともにやまと絵界の頂点に立つことになります。

 広行は、有職故実や古画の知識を様々な絵画制作に活かし、復古的な画題を手掛けたり、古画の図様を積極的に取り入れたり、豊麗なやまと絵の彩色を極めたりしています。18世紀後期から19世紀前期にかけて活躍する復古やまと絵派や江戸琳派の絵師たちにも類似した傾向が見られ、広行の画業は、江戸時代後期のやまと絵の新しい方向性を先導するものとして注目されます。

 本展は、住吉広行を中心に取りあげるはじめての展覧会になります。広行が如慶・具慶の伝統をどのように引き継ぎ、新しい時代の要請にどのように応え、やまと絵の地平をどのように切り拓いていったのか、その画業を明らかにします。

<大和文華館 公式サイトより>

開催情報

開催名 特別展 住吉広行-江戸後期やまと絵の開拓者-
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/sumiyoshihiroyuki.html
PDF 特別展 住吉広行 ―江戸後期やまと絵の開拓者― チラシ
開催期間 2022年10月8日(土) ~ 2022年11月13日(日)
10:00~17:00(受付は~16:00)

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開催場所 大和文華館
お問合わせ先 0742-45-0544 (大和文華館)
料金 一般950円、大学・高校生730円、中学・小学生無料

 シンポジウム
10月30日(13時~16時30分・講堂)
「住吉広行とその流れ」
発表者:関西学院大学教授  下原美保氏
    徳島市立徳島城博物館主任主査  小川裕久氏
    大和文華館学芸部課長  宮崎もも氏
 
 講演会
10月23日(14時・講堂)
「『本朝画事(倭錦)』から見る住吉派の動向」
講師:和泉市久保惣記念美術館館長 河田昌之氏
 
 日曜美術講座
11月6日(14時・講堂)
「拡大図で楽しむ住吉広行作品」
講師:宮崎もも氏(大和文華館学芸部課長)
 
 列品解説
毎週土曜日 14時から (大和文華館学芸部)

主催:大和文華館  共催:毎日新聞社  後援:NHK奈良放送局