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奈良エリア 奈良市

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特別企画展 風に吹かれて ―東アジア美術における気象の表現― (公益財団法人 大和文華館)  

古今東西を問わず、自然界の気象の変化を表現することは、美術とくに絵画の分野において様々なこころみがなされてきました。東洋では、中国で発明された筆や墨の効果を使うことで、光や大気の変化、風や雨、雲といった自然現象をみごとに表しました。文人等が隠遁の理想を託し、茫洋とした雲霞のながれる深山幽谷を描いた山水画は、山下に濛々とただよう雲を描く「米法山水」の表現技法、気候や時間帯により刻一刻と変化する山水景をそれぞれ表すことに着目した「瀟湘八景」のような画題も11世紀に生まれ、広く東アジアで愛されるテーマとなっていきます。更に、有名な漢詩や逸話の場面を表すもの、風霜に耐えて健気にたたずむ植物を描くことで、あるべき人間の姿を象徴させたものなど、モチーフと有機的に関わりあいながら、様々な作品が生み出されました。
本展観では、中国、朝鮮半島、日本における絵画作品を通して、絶え間なく移り変わる気象が、東アジアにおいてどのように表現されてきたかをご覧いただきます。
(公式サイトより)

開催情報

開催名 特別企画展 風に吹かれて ―東アジア美術における気象の表現―
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/kazenihukarete.html
PDF 風に吹かれて ―東アジア美術における気象の表現― チラシ
開催期間 2025年5月30日(金) ~ 2025年7月6日(日)

午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)


開催場所 大和文華館
お問合わせ先 0742-45-0544 (大和文華館)
料金 一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料
■特別講演「中国絵画と『気』」
開催日時:6月29日(日)午後2時
開催場所:講堂
講  師:京都大学大学院総合生存学館特定教授・京都大学名誉教授 宇佐美文理氏

■日曜美術講座「東アジア美術にみる風雨の表現について」
開催日時:6月15日(日)午後2時
開催場所:講堂
講  師:大和文華館学芸員 都甲さやか 

■美術の窓連続講座「蔦屋重三郎の錦絵出版」
第1回「美人画1:天明期、歌麿・清長・北斎など」
開催日時:6月8日(日)午後2時
開催場所:講堂
講  師:大和文華館館長 浅野秀剛

■列品解説
開催日時:毎週土曜日午後2時
大和文華館学芸部による