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奈良エリア 奈良市

美術館
特別陳列 日本の伝統文化を知る 江戸時代のきもの (奈良県立美術館)  

日本伝統の装い、きもの―今もなお見る人を魅了する美と技の世界
日本の民族衣装として認知され、礼服や晴れ着として着用されている「きもの」。きものは古くは「小袖」と呼ばれ、室町時代後半ごろに表着として定着して以来、日本における一般的な衣服として着られてきました。明治時代になって本格的に洋服が導入され、またそれが時代と共に普及しても、きものは日本の文化を象徴する衣装であり続けてきました。現在でも七五三や成人式といった節目では多くの人がきものを着ますし、夏祭りの夜にはゆかた姿で出かける人をしばしば見かけます。着る機会こそ少なくなりましたが、ある種の憧れと親しみを感じさせる、魅力的な衣服だと言ってよいでしょう。
そのような「きもの」ですが、分かっているようで説明できないことも多いのではないでしょうか。きものの前身である小袖はいつから存在し、どのような経緯で主要な衣服になったのか。形の上ではほとんど同じに見える「打掛」「帷子」「単衣」などは、どんな違いがあって呼び分けられるのか―このような疑問をたどっていくと、日本の服装の歴史や、きものに関わる素材や技術の多様さを知ることができます。
本展では当館所蔵の吉川観方コレクションから江戸時代の女性のきものを中心に展示し、日本の伝統文化の一つである「きもの」の変遷を振り返ります。当時の技術と意匠によって生み出された豊かな服飾文化をお楽しみください。
<公式サイトより>

開催情報

開催名 特別陳列 日本の伝統文化を知る 江戸時代のきもの
https://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=63124#kimonos
開催期間 2024年7月13日(土) ~ 2024年8月25日(日)
9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし7月15日、8月12日は開館)、7日16日(火)、8月13日(火)
開催場所 奈良県立美術館
お問合わせ先 0742-23-3968
料金 一般:600(400)円、大・高生:400(200)円、中・小生:200(100)円 カッコ内は団体料金(20人以上)

【会期中のイベント】
◆講演会 「江戸モード史を語る!唯一無二の奈良県美きものコレクション」
講師:小山弓弦葉氏(東京国立博物館 調査研究課課長)
日時:7月21日(日)14時~(13時30分開場・約90分)
場所:当館1Fレクチャールーム(60席・当日先着順)
※13時からレクチャールーム前にて整理券を配布いたします。

◆美術講座 「館所蔵の帷子を模造するー制作を通して見えたこと」
講師:飯島礼子(奈良県立美術館 指導学芸員)
ゲストスピーカー:北本益弘氏((有)北本染芸)
日時:8月11日(日)14時~(13時30分開場・約90分)
場所:当館1Fレクチャールーム(60席・当日先着順)

◆担当学芸員によるギャラリートーク
日時:8月3日、8月24日(いずれも土曜日)14時~  展示室にて

◆ギャラリー展示「奈良晒―麻から糸へ、糸から布へ―」
※入場無料
[協力]月ヶ瀬奈良晒保存会

◆糸づくり(苧績みと撚りかけ)の体験
7月28日(日)・8月18日(日)(予定)

【主  催】奈良県立美術館
【後  援】NHK奈良放送局、奈良テレビ放送、奈良新聞社、西日本旅客鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、奈良交通株式会社、公益社団法人奈良市観光協会、奈良県教育委員会