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第75回 正倉院展 (奈良国立博物館)
しょうそういんてん
正倉院に伝わったおよそ九千件にも上る宝物は、奈良時代の文化を今に伝える至宝として世界的にも知られています。七十五回目を迎える今年の正倉院展も、宝物の全体像がうかがえる多彩なラインナップで、正倉院宝物の魅力を余すことなくご紹介します。
「九条刺納樹皮色袈裟」(刺し子縫いの袈裟)は、聖武天皇のご遺愛品の筆頭に掲げられた品で、正倉院宝物を代表する屈指の名宝です。「楓蘇芳染螺釧槽琵琶」(螺釧飾りの四絃琵琶)は、螺釧の装飾や撥受けに描かれた山水画が異国情緒を醸し出し、正倉院宝物のゆたかな国際性を物語ります。東大寺で使用れた「碧地金銀絵箱」(花鳥文様の脚付き箱)や「刻彫梧桐金銀絵花形合子」(花形のふたもの)といった仏具からは、彩色や彫刻の美しい装飾に込められた、当時の仏教への敬虔な信仰がうかがえます。一方、愛らしいスッポンの姿を写実的にとらえた「青班石鼈合子」(スッポン形のふたのもの)は、道教の思想にもとづく仙薬の容器であったともいわれ、奈良時代の多様な信仰を伝えています。さらに、東大寺の初代別当をつとめた良弁(689~773)の1,250年御遠忌にあたる本年、良弁自らが著名した文書を含む「正倉院古文書正集 第七巻」〔小僧都良弁牒ほか〕が出陳されることも注目されます。
<公式フライヤーより>
出陳宝物:59件(北倉9件、中倉24件、南倉23件、聖語蔵3件)うち6件は初出陳
※観覧には原則、事前予約制の「日時指定券」の購入が必要です(無料対象の方を除く)。
※予定販売枚数に達し次第、販売は終了となります。
※当日各時間枠開始時刻まで販売されます。
※奈良国立博物館観覧券売場での販売はありません。
※「日時指定券」の販売は、10月5日(木)午前10時からです。
開催情報
開催名 | 第75回 正倉院展 https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/special_exhibition/202310_shosoin/ |
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第75回 正倉院展 チラシ |
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開催期間 |
2023年10月28日(土) ~ 2023年11月13日(月) 8:00~18:00(金・土・日、祝日は20:00まで) ※入館は閉館の60分前まで ※観覧には原則、事前予約制の「日時指定券」の購入が必要です(無料対象の方を除く)。 ※奈良国立博物館観覧券売場での販売はありません。 この行事・イベントは終了しました。
このページは過去に開催された行事情報を表示しています。
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開催場所 | 奈良国立博物館 東新館・西新館 |
お問合わせ先 | 050-5542-8600
(ハローダイヤル)
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料金・チケット 一般券 2,000円 高大生券 1,500円 小中生券 500円 キャンパスメンバーズ学生券 400円 レイト割 一般 1,500円 レイト割 高大生 1,000円 レイト割 小中生 無料 ※レイト割は月~木曜日は午後4時以降、金・土・日曜日、祝日は午後5時以降の「日時指定券」に適用されます。 ※障害者手帳またはミライロID(スマートフォン向け障害者手帳アプリ)をお持ちの方(介護者1名を含む)、未就学児、レイト割(小中生)、奈良博メンバーシップ・プレミアムカード会員の方(1回目及び2回目の観覧)、賛助会会員(奈良博、東博[シルバー会員を除く]、九博)、清風会会員(京博)、特別支援者は無料。 ※無料対象の方は、「日時指定券」の購入は不要です。証明書等をご提示ください(小中生以下は不要)。 ※「日時指定券」の販売は、10月5日(木)午前10時からです。 ■前売日時指定券は、 ・ローソンチケット[Lコード:59995]インターネット(https://l-tike.com/75shosoin-ten/)、ローソン各店舗、ミニストップ各店舗 ・CNプレイガイド[Cコード※入館開始時間ごと:①午前8~11時 262-256、②正午~午後4時 262-257、③午後4時30分以降 262-258] [電話(自動音声)0570-08-9920による受付のみ] ・展覧会オンラインチケット https://www.e-tix.jp/shosoin-ten/ で販売します。 ※観覧には原則、事前予約制の「日時指定券」の購入が必要です(無料対象の方を除く)。 ※予定販売枚数に達し次第、販売は終了となります。 ※当日各時間枠開始時刻まで販売されます。 ※奈良国立博物館観覧券売場での販売はありません。 ■前売日時指定券の予約・発券についての詳細は公式HPご確認ください。 研究員レクチャー付き鑑賞券 料金 :3,000円 指定日時:令和5年(2023)10月30日(月)、11月8日(水)、13日(月) 【1】午前10時~ 【2】午後3時~ 定員 :各回180名 場所 :奈良国立博物館 講堂 ※レクチャー(約30分)終了後、正倉院展を自由観覧 販売期間:令和5年(2023)10月5日(木)~10月25日(水) ※ローソンチケットのみで販売 VR「正倉院 時を超える想い」特別上演会付き観覧券 料金 :3,000円 指定日時:令和5年(2023)11月2日(木)、3日(金・祝) 【1】午前11時~ 【2】午後1時~ 【3】午後2時~ 【4】午後3時~ 定員 :各回180人 場所 :奈良国立博物館 講堂 ※上演会(約30分)終了後、展覧会を自由観覧 主催 :奈良国立博物館、凸版印刷 協力 :読売新聞社 販売期間:令和5年(2023)10月5日(木)~10月25日(水) ※ローソンチケットのみで販売 公開講座 ① 10月28日(土)「宝物に込められた祈り―転輪聖王としての聖武天皇―」 三田 覚之(奈良国立博物館学芸部主任研究員) ② 11月4日(土)「正倉院文書の復原―いわゆる「常陸国戸籍」について―」 三野 拓也氏(宮内庁正倉院事務所保存課調査室員) ③ 11月11日(土)「正倉院の箱を観る」 伊藤 旭人(奈良国立博物館学芸部研究員) 時間:午後1時30分~3時(午後1時開場) 会場:奈良国立博物館 講堂 定員:各180名(事前申込抽選制) 座席自由 料金:聴講無料(展覧会観覧券等の提示は不要です) 応募期間:令和5年(2023)9月27日(水)~10月10日(火) 応募方法:奈良国立博物館ウェブサイト「講座・催し物」→「公開講座」申込フォームより必要事項をご入力の上、お申し込みください。 参加証の送付 当選者には、10月16日(月)までに参加証(当選メール)をお送りいたします。メールの画面、または印刷したものを当日必ずご提示ください。 ご注意 ※今回の応募方法は、WEB申し込みに限ります。 ※応募はお1人様1回でお願いいたします。 ※ご本人様以外の入場はできません。 ※お預かりした個人情報は、本公開講座の連絡のみに使用します。 ※参加証で正倉院展展示室に入場することはできません。 ※正倉院展展示室への入場は時間指定制です。講座の受講に関わらず、指定時間外の入場はできませんので、予めご注意ください。 |
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※本展の観覧券で、名品展(なら仏像館・青銅器館)もご覧になれます。 |
開催施設の基本情報
施設名 | 博物館・資料館奈良国立博物館 |
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所在地 | 〒630-8213 奈良市登大路町50番地 |
URL | https://www.narahaku.go.jp/ |
営業時間 | 9時30分~17時 (入館は閉館の30分前まで) <開館時間の延長> ・毎週土曜は、名品展・特別陳列・特集展示のみ20時まで開館(年末年始除く) ・東大寺 万灯供養会・春日大社 中元万燈籠(8月15日)、春日若宮おん祭お渡り式(12月17日)、春日大社 節分万燈籠(節分の日)は19時まで開館(各行事日が土曜となる場合は20時まで開館) ・なら燈花会の期間(8月中旬)は18時まで開館(土曜は20時まで開館) ・なら瑠璃絵の期間(2月中旬)は19時まで開館(土曜は20時まで開館) ・東大寺 二月堂修二会(お水取り)の期間(3月1日~14日)は18時まで開館(土曜は20時まで、3月12日は19時まで開館) ※その他、臨時に開館時間を変更することがあります。 ※最新情報はウェブサイトをご確認ください。 |
休日 | 毎週月曜日(休日の場合はその翌日。連休の場合は終了後の翌日。) 12月28日~1月1日 ※その他、臨時に休館日を変更することがあります。 |
料金 | ◆特別展は別料金です。特別展の詳細は⇒奈良国立博物館-特別展・特別陳列のページをご覧ください。 ◆名品展 一般…700円 大学生…350円
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交通アクセス | 最寄り駅からの交通 近鉄 奈良駅より 徒歩約15分 または、JR奈良駅・近鉄奈良駅から 奈良交通「市内循環」バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」下車すぐ |
駐車場 | 無し |
詳細 | ◆建物について なら仏像館(本館)は、明治27年(1894)に完成した奈良で最初の本格的西洋建築。設計は、当時宮内省内匠寮技師であった片山東熊(かたやまとうくま・1854-1917)によるもので、フレンチルネサンス高揚期の様式をとっています。玄関まわりの装飾は意匠的にすぐれ、明治中期の西洋建築として代表的なものです。昭和44年(1969)に「旧帝国奈良博物館本館」として重要文化財に指定されました。 なら仏像館では、飛鳥時代から鎌倉時代にいたるまでのすぐれた仏像を数多く展示しています。また中国・朝鮮半島の仏像も展示しています。国内の博物館では、もっとも充実した仏像の展示となっています。 |
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