モデルコース

奈良エリア

2泊3日のコース
空海を育んだ奈良の旅【2日目】

官僚を目指し学問の道を歩んだ空海ですが、一人の沙門(しゃもん)との出会いにより、仏教に目覚め、唐で学んだ密教を世に広めました。
仏教へ導き、研鑽と修行を重ねた地・奈良は、空海のターニングポイントとなった場所。
さまざまなエピソードが残る、空海ゆかりの地へ。

1日目 【北和】

  1. 10:00東大寺真言院

    徒歩約15分

  2. 10:45空海寺

    徒歩約20分

  3. 11:30興福寺

    徒歩約10分

  4. 13:30元興寺

    徒歩約5分

  5. 14:30十輪院

    徒歩約28分

  6. 15:30大安寺
1日目 【北和 】はこちら

2日目 【中和】

  1. 9:00長岳寺

    車約25分

  2. 10:10秦楽寺

    車約25分

  3. 11:00真言宗山本大師惠泉寺

    車約12分

  4. 11:30久米寺

    車約4分

  5. 13:00益田池堤跡

    車約15分

  6. 13:40岡寺

    車約53分

  7. 15:30室生寺
2日目 【中和 】のコース詳細

3日目 【南和】

  1. 9:00轉法輪寺

    車約30分

  2. 10:30常覺寺

    車約43分

  3. 13:15天河大辨財天社

    車約54分

  4. 14:50野川弁財天

    車約34分

  5. 15:45荒神社
3日目 【南和 】はこちら

2日目

1

創建時から残る日本最古の鐘楼門

長岳寺 ちょうがくじ

鐘楼門。空海創建当初の唯一の建物(写真/飛鳥園)

天長元年(824)、淳和天皇の勅願により、大和神社の神宮寺として、空海が創建した古刹。釜の口山という山号から、「釜の口のお大師さま」と親しまれています。創建当初の姿を残す「鐘楼門」は、日本最古のもので、国指定の重要文化財。毎年4月21日は、「釜の口れんぞ」といわれる弘法大師大法会が営まれ、大柴灯護摩が行われます。

詳細はこちら

DATA

  • 天理市柳本町508
  • 0743-66-1051
  • 9:00~17:00
  • 個人
    大人…400円
    大学生・高校生…350円
    中学生…300円
    小学生…250円

    団体割引(30名以上)
    大人…350円
    大学生・高校生…300円
    中学生…250円
    小学生…200円
  • 無料(駐車可能台数30台)
  • 最寄り駅からの交通
      ・JR 近鉄 桜井駅からバス長岳寺前下車 徒歩約10分
      ・JR 柳本駅から 徒歩20分
      ・西名阪自動車道天理ICから国道169号を南へ約6km

鐘楼門。空海創建当初の唯一の建物(写真/飛鳥園)

花情報

紅葉
11月下旬

詳しくは
こちら

車約25分

2

空海の人間性を垣間見る逸話が残る

秦楽寺 じんらくじ

大化3年(647)に秦河勝によって創建された

平安時代、若き空海がこの寺で出家宣言の書物となる『三教指帰(さんごうしいき)』を著したと伝わる由緒ある寺院。本堂前には、空海の築造といわれる梵字の「阿」をかたどった「阿字池」があります。また『三教指帰』を執筆中、池の蛙がやかましく鳴くので空海が叱ったところ、それ以来、蛙の声を聞かなくなったとの伝説も残っています。

DATA

  • 磯城郡 田原本町秦庄267
  • 0744-32-2779
  • あり
  • 近鉄笠縫駅から徒歩約5分

大化3年(647)に秦河勝によって創建された

  • 中国風の土蔵門

    中国風の土蔵門

車約25分

3

今も水が湧き出るお大師さんの井戸

真言宗山本大師惠泉寺 しんごんしゅうやまもとだいしけいせんじ

お堂には井戸から掘り出された弘法大師石像が安置されている

平安時代、貧しい身なりの僧侶が老婆に水を求めますが、この地に水がなかったため、近くの川へ水を汲みに行って差し上げました。この僧侶は空海。持っていた杖で地面を突くと不思議なことに水が湧き出し、村人たちは大喜び。井戸のそばにお堂を建て、井戸から出た石を「お大師さんの形見」として祀りました。畝傍山の周辺には6つの井戸があり、お大師さんの「七ツ井戸」と伝わっています。

DATA

  • 橿原市山本町145
  • 0744-29-8234
  • 自由
  • 拝観無料
  • あり
  • 近鉄畝傍御陵前駅から徒歩約20分

お堂には井戸から掘り出された弘法大師石像が安置されている

車約12分

4

大日経を感得、入唐決意の地

久米寺 くめでら

聖徳太子の弟・来目皇子(くめのおうじ)創建と伝わる

延歴15年(796)、22歳の空海は、高僧に仏の教えを聞いても満足できず、最高の教えを求め、仏前で祈願。満願の日に「大和高市郡の久米寺東塔の中に、汝が求めている教法がある」と夢の中でお告げがあり、『大日経』を発見しました。教典の中にどうしても理解できない部分があり、唐へ渡る決心をしたと伝えられています。東塔は現在残っておらず、礎石のみを見ることができます。

詳細はこちら

DATA

  • 橿原市久米町502
  • 0744-27-2470
  • 09:00~16:45
  • なし
  • 拝観は有料
  • 10台(無料)
  • 最寄り駅からの交通
      近鉄 橿原神宮前駅 徒歩5分

聖徳太子の弟・来目皇子(くめのおうじ)創建と伝わる

車約4分

5

干ばつ対策と開墾を目的に築造

益田池堤跡 ますだいけつづみあと

(写真/橿原市)

干ばつ対策と開墾促進を目的に、弘仁13年(822)、空海によって造られた40haに及ぶ灌漑用の池。約200mの堤を築き、高取川の流れをせき止めて造られました。「干ばつといへども田を益すの功ありし」から益田池と名付けられたと伝わります。堤の一部を見ることができ、発掘調査で発見された桶管は、橿原考古学研究所附属博物館で展示されています。

DATA

  • 橿原市白橿町1−10
  • 自由
  • 無料
  • なし
  • 近鉄橿原神宮前駅から徒歩約10分

(写真/橿原市)

車約15分

6

三国の土で造られた最大の塑像

岡寺 おかでら

如意輪観世音菩薩。古来より日本三大仏の一つとされる

寺伝によると、空海は日本、中国、インドの三国の土によって「如意輪観音坐像(重文)」を造られ、それまで本尊だった「如意輪観世音菩薩半跏思惟像(重文)」を胎内に納めて本尊としました。如意輪観音の日本最古のものといわれ、如意輪観音坐像は、塑像として日本最大の大きさを誇ります。義淵僧正の高徳を偲び、その菩提を祈り、造られたと伝わります。

詳細はこちら

DATA

  • 高市郡明日香村岡806
  • 0744-54-2007
  • 8:30~17:00 (12月~2月 8:30~16:30)
  • ●入山料
    大人・大学生…400円
    高校生…300円
    中学生…200円
    小学生以下…無料

    障がい者割引
    (障がい者手帳をご提示ください。介添え者は対象外です。)
    大人・大学生…200円

    団体割引(50名以上)
    大人・大学生…320円
    高校生…240円
    中学生…160円

    ※12月31日21:00~1月1日2:00/1月1日~3日 入山料無料
  • 駐車場あり(無料 ただし駐車場に至る参道が非常に狭いので注意が必要)
    もしくは近隣の民営駐車場を利用。
    一番近い民営駐車場は岡寺門前駐車場(77台)
    バス大型:3,000円、中型:2,000円、普通:500円
  • 最寄り駅からの交通
       近鉄 橿原神宮前駅又は飛鳥駅
       明日香周遊バス「岡寺前」下車 徒歩10分

※境内においては、三脚もしくはそれらに準じたものを使用してのカメラ撮影は固く禁じられています。

【バリアフリー情報】
 スロープ:無
 多目的トイレ:仁王門入ってすぐ横の公衆トイレ内に設置
 車椅子の貸出:無

  • 日本最初のやくよけ霊場として信仰を集める

    日本最初のやくよけ霊場として信仰を集める

車約53分

7

女性の参詣が許された“女人高野”

室生寺 むろうじ

国宝の五重塔。その小ささから「弘法大師一夜造りの塔」と例えられる(写真/飛鳥園)

創建の諸説の一つに、奈良時代、天武天皇の発願により役行者が創建、空海が真言宗の道場の一つとして再興したと伝わります。鎌倉期には、真言密教の最も重要な儀式を行う灌頂堂を建立。真言密教の根本道場・高野山が女人禁制だったのに対し、女人にも開かれた道場であったことから「女人高野」と呼ばれるようになりました。奥の院には、弘法大師を祀る日本最古級の大師堂があります。

詳細はこちら

DATA

  • 宇陀市室生78
  • 0745-93-2003
  • 8:30~17:00
    ※12月1日~3月31日は9:00~16:00まで

    ※寳物殿は 9:00~16:30
    ※12/1~3/31の間は9:30~15:30
    但し受付は15:00まで
  • 個人
    大人(中学生以上)…600円
    小学生…400円

    団体割引(30名以上)
    大人(中学生以上)…500円
    小学生…300円

    障がい者割引(手長持参)
    大人(中学生以上)…400円
    小学生…300円
    介添え者1名…400円

    ※寳物殿は別途400円(一律)
     
  • 普通車100台、大型バス10台(有料)
  • 最寄り駅からの交通
       近鉄 室生口大野駅より
       室生寺行バス「室生寺」下車 徒歩5分

【バリアフリー情報】
 スロープ:受付前、受付横トイレ
 多目的トイレ:受付横トイレ(1ヶ所)
 車椅子の貸出:無

歴史の豆知識

五重塔の西側にある如意山の山上には、空海が唐で師事した恵果阿闍梨(けいかあじゃり)から授かった如意宝珠を埋めたという伝承が残り、昭和21年(1946)の石造納経塔の発掘調査では琥珀玉や巻物、当時の貨幣などが見つかっている。

立ち寄りスポット

与楽寺 ようらくじ

応安6年(1373)に造られた弘法大師坐像(県指定文化財)が本尊。境内には、空海が寺を再興した際に築造したと伝わる梵字池があり、『三教指帰』にちなんだ「三教島」と呼ばれる小島や、修行に使ったという石が残ります。

  • 北葛城郡広陵町広瀬797
  • 0745-56-4457
  • 9:00~17:00 ※本堂拝観要予約
  • 拝観無料
  • あり
  • 近鉄箸尾駅から徒歩約15分

當麻寺 たいまでら

創建当初は学問寺院でしたが、弘仁14年(823)、空海が参籠してから真言宗となり、當麻曼荼羅を中心とした修法・観想・祈祷などの仏道実践を行う密教寺院に。曼荼羅堂には空海ゆかりの「参籠の間」が残るほか、境内には大師堂もあります。

詳細はこちら
  • 葛城市當麻1263
  • 09:00~17:00
  • 特別公開などにより変更される場合があります。

    中之坊
    庭園、書院、茶室、霊宝殿、ぼたん園
    拝観料大人500円・小学生250円
    30名以上大人450円・小学生250円
    (絵天井特別公開期間は +100円です)
    お抹茶500円
    写仏体験用紙・用具代1500円
    お写経用紙・用具代1500円

    伽藍三堂
    曼荼羅堂、金堂、講堂
    拝観料大人500円・小学生250円
    (1/1-1/6および4/13-4/15は変更があります)
    30名以上大人450円・小学生250円
  • あり(できるだけ電車をご利用下さい)
  • 最寄り駅からの交通
      近鉄 当麻寺駅 徒歩15分

笠山三宝荒神社 かさやまさんぽうこうじんじゃ

唐から帰国した空海が高野山開山前に「閼伽井(あかい)」の池で修行を行い、高野へ向かいましたが思うように進まず、再びこの池で水行を行うことに。すると、伽藍繁盛密教守護のために荒神の分身を授かり、開山できたと伝わります。

詳細はこちら
  • 桜井市笠2415
  • 0744-48-8312
  • ■駐車場
      有り(無料)
  • ■交通案内
    車で西名阪針インターチェンジより20分

    ■最寄り駅からの交通
    JR巻向駅からタクシー利用で15~20分
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