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2025年に訪れたい! 奈良の巳年にまつわる神社仏閣&おすすめのスポット
2025年は巳年。奈良県下の巳年にまつわる神社仏閣や、巳年におすすめのスポット・イベント情報をご紹介。 巳年の今年こそ訪れて運気を上げよう!
神社・仏閣
大神神社
三輪明神ともいわれ、日本最古の神社。この神社に本殿がないのは、後方にそびえる三輪山を御神体としているためで、古代の信仰形態を現在に伝えている。寛文4(1664)年、徳川家綱によって再建された拝殿(重要文化財)奥には、三輪鳥居とも呼ばれている三ツ鳥居(重要文化財)があり、古来より、この鳥居を通して御神体の三輪山が拝まれている。 祭神は大物主大神。大物主大神が蛇神に姿を変えられた伝承が『日本書紀』などに記されている。
龍王宮(石園坐多久虫玉神社)
「いそのにますたくむしたまじんじゃ」通称は龍王宮と呼ばれる。大和高田市唯一の延喜式内社。祭神は建玉依彦命、建玉依姫命の二坐。本社は安寧天皇片塩浮孔宮跡と伝承される。 昔、大和に大きな蛇が住んでおり、その頭が大神神社(三輪明神)で長尾神社はその尾、胴体は竜王宮にあたるという伝承がある。
長尾神社
葛城市長尾に鎮座し、水光姫命(みひかひめのみこと)と白雲別命(しらくもわけのみこと)が祀られている。 昔、大和に大きな蛇が住んでおり、その頭が大神神社(三輪明神)で胴体は竜王宮、長尾神社はその尾にあたるという伝承がある。
喜光寺
奈良時代の高僧、行基菩薩が養老5年(721)に創建。東大寺大仏建立のための布教活動の拠点とした寺。 また、行基菩薩はこの寺で入滅した。本堂は、東大寺造営の際の大仏殿の雛型として建てられたとの伝承から「試みの大仏殿」と呼ばれる。 弁天堂には、とぐろを巻いた蛇が鎌首を持ち上げ長い髭をたくわえた老人の顔を持つ神秘的なお姿の宇賀神が祀られ、初詣と蓮の時期に特別開扉される。
その他のスポット
大台ケ原 大蛇嵓
奈良県と三重県の境、日出ヶ岳(1,695m)を最高峰とする台地状の山地・大台ケ原。 日本一といわれる豪雨は、大蛇の背のような岩場・大蛇嵓(だいじゃぐら)の断崖絶壁や雄大な渓谷美、トウヒやブナの豊かな原生林をはぐくみ、近畿地方における本格的な登山のメッカとなっている。
箸墓古墳
全長272mの前方後円墳。『日本書紀』には、倭迹々日百襲姫命の墓で崇神天皇のころの築造と記されている。昼は人、夜は神が造ったという言い伝えがある。姫命は崇神天皇の祖父の妹で、三輪山の神、大物主の妻となった人物。夜しか訪れなかった神は、姫命の願いを聞き入れ朝まで泊まったが、その姿は蛇と化していたという。姫命が驚き騒いだために愛想をつかして神が帰ると、後悔した姫命はハシで陰部を突いて自害したと伝えられ、そこから「箸墓」と名付けられた。卑弥呼の墓とする説もある。
富雄丸山古墳
奈良市丸山町にある日本最大の円墳で、4世紀後半頃の築造と推定される。 国内最古で最大の蛇行剣や、他に類を見ない鼉龍文盾形銅鏡(だりゅうもんたてがたどうきょう)など、国宝級の出土品が発見され大きな話題となった。 隣接エリアに道の駅「クロスウェイなかまち」がオープン。
〒631-0056 奈良県奈良市丸山
イベント
2025年に開催される、巳年にまつわるイベントや巳年におすすめのイベント情報。 ぜひ足を運んでみてください。
ジャンボ干支花絵 (安倍文殊院)
安倍文殊院では毎年新春を迎えるに当たり、境内広場に僧侶をはじめ職員一同の手作りによるパンジー約8,000株で植え込まれたその年の干支の十二支を描いた花絵が登場します。 乙巳の2025年は「巳(み)んなが笑顔に」という願が込められています。 安倍晴明の天文観測の地よりご覧いただけます。
巳歳にちなむ特別公開 (薬師寺)
令和7年のお正月、薬師寺では巳年にちなんだ秘仏がご開扉されます。 水中から湧き出でる菅田の弁才天湧出像(室町時代)や、人頭蛇身の姿をした宇賀神像(鎮宅さん)(江戸川区)が特別公開されます。
令和6年度 国宝キトラ古墳壁画の公開(第34回)
特別史跡キトラ古墳は、7世紀末から8世紀初め頃に造られた古墳です。石室内には極彩色の壁画が描かれていました。令和7年1月18日(土)から2月16日(日)まで、国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区にあるキトラ古墳壁画保存管理施設で、国宝キトラ古墳壁画の公開が行われます。 今回は、北壁「玄武」を鑑賞できる機会となっています。
国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内
〒634-0134 高市郡明日香村阿部山67
TEL:06-6281-3060
開催期間:2025年1月18日(土) ~ 2025年2月16日(日)