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奈良エリア 奈良市


海龍王寺 かいりゅうおうじ

  • 提供:奈良市

海龍王寺は天平3(731)年、遣唐使として中国に渡っていた初代住持の玄昉が、一切経と新しい仏法とを無事に我が国にもたらすことを願い、光明皇后によって創建されたとも伝わっており、お寺の場所が平城宮の東北の隅に当たることから「隅寺あるいは角寺」とも呼ばれている。玄昉が唐より帰国の途中、東シナ海で暴風雨に襲われた際に、海龍王経を唱えたところ、かろうじて種子島に漂着し、奈良の都へ無事に帰ることが出来たことがきっかけで遣唐使の無事を祈願する寺院となり、現在も旅行・留学に赴く方々の信仰を集めている。境内には創建当初からの建物である、西金堂(重要文化財)と、堂内に安置されている高さ4mの五重小塔(国宝)が残り、特に五重小塔は天平時代に作られた塔の中で、唯一現存している五重塔として価値が高く、西金堂とともに天平時代の建築様式を現代に伝える貴重な建物となっている。江戸時代に建てられた本堂には、鎌倉時代に造立された本尊の十一面観音立像(重要文化財)が安置されているが、昭和28年までは秘仏となっていたせいか、保存の状態が大変良く、たくさんの装身具を身につけていることに加え、切金文様がふんだんに使われた衣の文様や模様と相まって、華麗なお姿となっている。

見どころ

  • 旅行・留学安全祈願の寺院

    奈良時代より「遣唐使」の渡海の安全祈願を行っています。弘法大師空海も、渡海の安全祈願に参籠されました。
    ◆旅行・留学安全祈願 5000円~
     (事前連絡要す)
    ◆旅行・留学安全お守り 500円

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