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奈良エリア 奈良市


伝香寺 でんこうじ

宝亀年間、鑑真和上の弟子、思託律師が開いたといわれる。天正13(1585)年、筒井順慶の菩提を弔うため順慶の母が再興。以後、筒井家の菩提寺となる。奇棟造の本堂(重要文化財)は再興時建立のもの。鎌倉期の作で裸形像に実際の着物を着用させた裸形着装像である地蔵菩薩像(重要文化財)が有名。また、東大寺開山堂ののりこぼし、白毫寺の五色椿と並び奈良三名椿の一つとして知られる散り椿は有名で、3月下旬が見頃。

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