1972年の第17回ユネスコ総会で「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」すなわち「世界遺産条約」採択されました。これは、世界各地の文化遺産・自然遺産を世界のすべての人にとってかけがえのない宝物として守っていくという考え方に基づくものです。奈良県には、1993年12月日本ではじめて登録された「法隆寺地域の仏教建造物(法隆寺、法起寺)」、1998年12月に登録された「古都奈良の文化財(東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡)」、2004年7月に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」は、奈良県・和歌山県・三重県の3県にまたがるもので、うち奈良県には、霊場「吉野・大峯(吉野山・吉野水分神社・金峯神社・金峯山寺・吉水神社・大峯山寺)」と参詣道(大峯奥駈道(玉置神社を含む)・熊野参詣道小辺路)があります。