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當麻寺中之坊 たいまでらなかのぼう

白鳳時代の當麻寺開創に伴い、役行者が道場として開いたのが中之坊で、天平期、十一世実雅上人(中将姫の師)の代に當麻寺住職の住房「中院御坊」として成立した當麻寺最古の僧坊。以来、一山の筆頭寺院として代々當麻寺を護持してきた。弘仁時代(九世紀初)、十四世実弁上人が弘法大師に教えを授かり、以後、當麻寺は真言宗の霊場となり、今も中之坊は別格本山として大師信仰、観音信仰の中心を担っている。當麻寺中之坊庭園は、古くから大和三名園(竹林院慈光院)と賞される池泉回遊式兼観賞式庭園。大円窓の茶室(重文)や、様々な寺宝が入れ替え制で展示される霊宝殿、などが公開されているほか、壮麗な絵天井の下で當麻曼荼羅の諸尊などの写仏体験ができる寺としても知られている。

見どころ

大和三名庭の一 香藕園

中之坊庭園は、桃山時代に造営され、片桐石州が改修して現在の景観が整えられる。園名の「香藕園」は「ハス香る園」の意で、東久邇宮殿下命名。国の史跡、名勝。

  • 霊宝殿

    霊宝殿

    當麻寺創建時の遺物や、中将姫ゆかりの宝物などを数多く収蔵しており、年4~5回の入れ替え制で常時公開されている。

  • 中将姫願経 写経

    中将姫願経 写経

    中将姫が奈良時代に書写した『称讃浄土佛摂受経』を15回に分けて浄写する。中将姫の筆跡をそのままなぞることができる。
    1回で完成する『般若心経』の写経も用意されており、書家・森大衛による奈良朝写経体の格調高い文字を浄写する。

  • 當麻曼荼羅 写仏体験

    當麻曼荼羅 写仏体験

    當麻曼荼羅に描かれるほとけなどの姿を描く写仏。中将姫が極楽浄土のみほとけを感得した境地を体験する。下絵をなぞるだけで本格的な仏画が描け、絵天井の特別拝観も出来る。

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開催日時
2023年6月5日(月)~2023年12月18日(月) 開催日:2023年6月5日 6月7日 6月21日 7月3日 7月5日 7月17日 7月26日 8月2日 8月7日 8月21日 8月23日 9月11日 9月13日 9月25日 9月27日 10月2日 10月11日 10月23日 11月6日 11月8日 11月15 11月20日 12月4日 12月6日 12月18日
11:00~(約150分)
催事場
當麻寺中之坊

中之坊伝承の「當麻曼荼羅絵解き節」も拝聴
當麻寺の中心に残る国宝の本堂・曼荼羅堂、金堂、講堂の三堂でさまざまな仏さまと対面。中之坊では剃髪堂にて中将姫を常に守護し導いたと伝わるご本尊「導き観音さま」にお参りしていただき、美しい庭園を抜けて茶室を拝観。客殿では中之坊で古来から伝承され、作家の五木寛之氏が「芸能の源流」と称したという「當麻曼荼羅絵解き節」を拝聴いただき、ランチは聖徳太子の珍しい7歳像が拝観できる太子殿での精進料理と盛りだくさんの當麻寺中之坊プランです。ゆっくりとした時間の中でのお抹茶のふるまいもお楽しみいただきます。

【開催日】
2023年6月5日 6月7日 6月21日 7月3日 7月5日 7月17日 7月26日 8月2日 8月7日 8月21日 8月23日 9月11日 9月13日 9月25日 9月27日 10月2日 10月11日 10月23日 11月6日 11月8日 11月15 11月20日 12月4日 12月6日 12月18日